駄菓子屋じいちゃんエビス

第2話 駄菓子屋である意味

翔吉たち三人が駄菓子屋を出たのをみた二人の女の子。
そこに駄菓子屋があることに気づき二人の女の子はその駄菓子屋の中を覗いだ。
見た目は古い木造2階建ての小屋みたいである。
中にいるエビスじいちゃんが二人の女の子が入るのが分かり
目が合ったので二人の女の子は挨拶をした。
女の子「こんにちは~」
エビスじいちゃん「お!!新しいお客さんじゃ!!」っと声を出した。
三つ編みの髪型をした子が楓でその隣にいる赤いリボンのポニーテールの子が日葵である。
楓「こんなところに駄菓子屋があるなんて知らなかったわ」
日葵「あの三人がここで買って帰るのを見かけたので中を覗いて見ました。」
エビスじいちゃん「ほう~お嬢ちゃんはあの子らと知り合いなのかね?」
日葵「はい。同じ小学校でクラスメイトなんです。」
エビスじいちゃん「なるほど、もしかして桜林小学校の子らか?」
楓「はいそうですよ。」
エビスじいちゃんは二人が通う小学校の名前を言い当てた。
エビスじいちゃん「わしも息子もあの学校にお世話になっていたからのう~」
学生時代エビスじいちゃんは桜林小学校に通っていた。
桜林小学校の沿革だが彼らが住む山形県東根市ではさくらんぼとりんごが豊富に収穫されるため
さくらんぼの漢字(桜桃)とりんごの漢字(林檎)の漢字を組み合わせ桜林(おうりん)として名付け
歴史ある小学校として築かれている。
学校行事には6月や7月、さくらんぼが旬のためさくらんぼ祭りが、11月には旬がりんごのりんご祭りが行われる。
エビスじいちゃん「ということは今日創立記念日か。」
今日は桜林小学校は創立記念日ということで平日の明るい時間帯に小学生の子供が駄菓子屋に来られた理由がこれでわかった。
楓「りんごのいい匂いがする!あのお鍋からよ!」
エビスじいちゃん「そうじゃよ!りんごを茹でていたんじゃ」
エビスじいちゃん「まだ残っているからお嬢ちゃんらも食べるか?」
楓「いいんですか?いただきます!」日葵「私も!」
紙皿にりんごを乗せて二人にご馳走した。
楓も日葵もりんごのコンポートを食べた。
楓「甘くておいしい!」日葵「口の中にシュワって溶けてくわ!」
楓も日葵もりんごのコンポートをおいしく食べてくれた。
おかわりしてくれてお鍋の中に入っていたりんごはなくなった。
食べようと思ったりんごは子供たちに食べ尽くされてしまったが
おいしく食べて嬉しそうな表情をする子供たちを見て癒された。
りんごを一人で食べて楽しむよりもいいものが見れたのだ。
駄菓子屋エビスの経営を始めて半年がたったが今最高の思い出が残る一日ができた。


エビスじいちゃん「さて飲み物も出してやろう。あれ?」
二人にも麦茶をあげようと紙コップを添えてウォータージャグの蛇口を捻ったが麦茶はほんの数滴しか出なかった。
喉が渇いていた翔吉たち三人が結構飲んでいたしエビスじいちゃん本人も飲んでいた。
それもありウォータージャグの中の麦茶はほとんどなくなっていた。
ほんの数ミリリットルしか麦茶が入っていない紙コップをそのまま出すのは失礼なのでエビスじいちゃんが飲んだ。
エビスじいちゃん「あ~~~んじゃそうじゃ!わしの家でお茶を入れてやるわい。」
ウォータージャグを持って奥の玄関扉を開けた。
エビスじいちゃん「この奥にわしの家がある。ついてきてくれ!」
いろいろ考えてエビスじいちゃんは二人の女の子を自分の家に連れてお茶を飲ませることにした。
ウォータージャグを1回掃除して麦茶を入れて持っていこうかと思っていたがまた重くて運べなくなると感じた。
男の子が協力して運んでくれたが女の子に重たいものを持たせるわけにはいかないと思ってそうしたのだろう。
日葵「あ!いえ!飲み物は結構です。こちらのお菓子を買って帰るので…あ…」
日葵の声は聞こえずエビスじいちゃんは奥へと行ってしまう。
楓「どうする日葵?面倒なことになっちゃったわね。」
日葵「リンゴおいしかったし…この場を去るのはよくないわ」
りんごもご馳走してもらったこともありまだここのお菓子を買うというお礼をまだしていないため
おじいさんに付き合うことにした楓と日葵。
きっと翔吉たちもおじいさんに付き合わされお菓子を買ってやっと駄菓子屋からでれたのだろうと思った。
この町に駄菓子屋があったことは知らず興味が湧いて覗いてしまったのだから仕方がない。
おじいさんは寂しがり屋なのかもしれない。
二人の女の子も出来るだけ長くこの場に留まらせたいのだ。
この駄菓子屋の少ない品揃えがそれを物語る。
あまりお客さんが来ないのだろうと。
楓「こうなったらとことんおじいさんと話をしますか!」
日葵「うん、そうしましょ。」
今日だけでも微力ながらでもおじいさんに付き合って支えになろうと思った楓と日葵。
きっとそれがおじいさんにとって駄菓子屋経営の大きな原動力になってくれるはずだ。


おじいさんを追うように二人も奥の玄関扉から出た。
するとそこには庭が広がってその先に一軒家が建っている。
ここでおじいさんは一人暮らしをしているのだろうか。
楓と日葵「お邪魔します。」
玄関に入ると埃のような木炭を薄めたようなにおいやその家特有な独特なにおいもして
さらにお線香のようなにおいもしてどこか寂しげな感じがした。
エビスじいちゃん「そこで座っててくれ今お茶を淹れるから」
楓と日葵「わかりました。」
おじいさんの家の畳のある和室のリビングに入りその入り口の手前で
テーブルを境にお互い正面で向き合うように楓と日葵は座布団の上に正座した。
木製の長方形で大きめのテーブルが真ん中に置いてあってそのテーブルにお茶が来るのを待つ。
楓から見て日葵の後ろにはタンスと斜め後ろにはちょっと年季の入ったテレビが置いてある。
そして日葵から楓の後ろにはカラーボックスが置いてあったその斜め後ろに
カレンダーや壁掛け、家族写真が飾られていた。
おじいさんは台所で薬缶に水を入れ緑茶のティーパックを入れてIHクッキングヒーターで加熱した。
その光景を見ておじいさんの日々の暮らしを垣間見た。
薬缶が沸騰し温かいお茶ができるまでの間おじいさんは女の子と二人と和室のリビングで会話した。
エビスじいちゃん「わしのことはエビスじいちゃんと呼んでくれ」v 楓「はい、エビスじいちゃん」日葵「エビスじいちゃん…」
すぐに順応してくれた楓と日葵
エビスじいちゃん「悪いのう…わしのわがままに付き合ってくれて。」
エビスじいちゃん「二人は良い子じゃのう。」
楓「いえ、いろいろ大変そうですね。」
エビスじいちゃんは二人に正直に話す。
エビスじいちゃん「この駄菓子屋を経営してから今日でお客さんが来たのは五人なんじゃ」
日葵「そっそうですか…」
二人が懸念していた通りここの駄菓子屋はうまくいっていないようだ。
楓「私たちを含めて五人ってことは翔吉たち三人が初めてのお客さんだったということね。」
楓「日葵、私たちの自己紹介しよ。」
日葵「そうだね。」
では改めて今度は苗字を入れてフルネームで二人を紹介する。
三つ編みの髪型をした子が的場楓(まとばかえで)で赤いリボンのポニーテールの子が日野日葵(ひのひまり)である。
エビスじいちゃん「自己紹介ありがとう。楓ちゃん、日葵ちゃん。」
エビスじいちゃん「わしはもう年で物覚えが悪くなった。明日になったら名前を忘れてしまうかもしれん。」
エビスじいちゃん「顔だけは絶対に忘れんようにする。」
エビスじいちゃん「あの~できればお嬢ちゃんらに他の友達やクラスメイトに」
エビスじいちゃん「わしのこの駄菓子屋を紹介してほしいんじゃが…」
集客のため楓と日葵に駄菓子屋エビスを学校の生徒たちなど紹介してほしいお願いした。
楓「はい。できる限りは…」
日葵「私たち3年生は1組しかなくて、今五人しかいないんです。」
エビスじいちゃん「ごっ五人だけじゃと!?そんな馬鹿な!!」
エビスじいちゃん「わしの頃は1クラス二十人いても不思議じゃなかったのに」
エビスじいちゃん「子供の数は減ってきていると聞いて居るが、まさか1クラス五人しかおらんとは!」
エビスじいちゃん「わしの母校はどうなるんじゃ~」
少子化で人口減少が社会問題となっているのは知っているが桜林小学校もその影響受けていて
楓たちの3年1組は五人しかいないと聞いてエビスじいちゃんは目が飛び出しそうになる。
エビスじいちゃん「もう一度おぬしらの名前を聞かせてくれぬか。」メモ帳とペンを取り出した。
楓たちの名前を書き残して忘れないようにしたいそうだ。
楓たちが友達や他のクラスにこの駄菓子屋を紹介してそのことを知って子供たちが駄菓子屋にやってきて
彼女らの顔すら忘れてしまうほど多くの子供のお客さんが来るだろうと想像していた。
だが桜林小学校の現状を知ってその思惑は遠い彼方へと消え去って行ってしまった。
エビスじいちゃん「知り合いなら最初来てくれた三人の男子らの名前を教えてくれぬか?」
楓「はい…えっと」
日葵「じゃあわかる範囲で漢字の方も教えます。」
楓「そうだね。あのメモとペン貸してください。私らのも含めて書いちゃいますね。」
エビスじいちゃん「お~それは助かる。」
楓と日葵は自分たちの名前を含め翔吉たち三人の名前を漢字フルネームで書いた。
ここで前回駄菓子屋エビスに来てくれた男子三人を紹介する。
やんちゃで帽子を被っていた男子が本多翔吉(ほんだしょうきち)、
眼鏡をかけていておかっぱ頭の男子が白垣和河也(しらがきわかや)、
その二人より背が高く冷静な男子が森下慎吾(もりしたしんご)である。
エビスじいちゃん「これを忘れずにせんとな。」
今日来てくれた子供五人のお客さんの名前が漢字とふりがね付きで書かれたメモができた。
しかもこれが桜林小学校3年1組の名簿とも言える。


薬缶ヒューっと沸騰する音がしたのでエビスじいちゃんは台所に行きIHクッキングヒーターを止めた。
テーブルに鍋敷きを置いてその上に薬缶を乗せた。
そして湯呑を2個もって温めた緑茶を注いだ。
緑茶を注ぐエビスじいちゃんの顔から駄菓子屋の先行きや学校の将来を心配する表情が目に映る。
楓「1つしたの学年の2年生は四人しかいません。」
エビスじいちゃん「なに!?四人!?おっと!」
2年生の人数がより少ないと聞いてお茶をこぼしそうになる。
楓「ですけど1年生は七人いますよ!」
エビスじいちゃん「おうそうかい…」
全然フォローになっていないかもしれない。
楓「声をかけようと思います…」
楓「あ~え~と上の学年はもうちょっと多いので声をかけてみようと思います…はい…。」
楓は少しでもエビスじいちゃんの力になりたいそうだ。
下の学年はともかく上の学年に声をかけるのは勇気がいると思う。
エビスじいちゃん「まああまり無理せんでよい。わしが頑張らないといけんな。」
エビスじいちゃん「あとそんなに心配せんでええ」
エビスじいちゃん「わしの息子と二人暮らしで息子はちゃんと働いていて仕送りもある。」
エビスじいちゃん「この駄菓子屋はわしの年金を含めて経営しておる。」
エビスじいちゃん「まあわしの趣味でやってるもんじゃから」
お茶と一緒にまんじゅうを出した。
エビスじいちゃんには息子さんがいて二人暮らしをされているそうで
駄菓子屋エビスの経営はエビスじいちゃんの年金と息子の仕送りでやっているという。
経済面については心配ないようだ。
そういうことで楓は一歩踏み込んで駄菓子屋経営について指摘しだした。
楓「このまんじゅうも売ってみていかがですか?」
日葵「うん!もっとお菓子を増やした方がいいと思います。」
駄菓子屋エビスにいろいろ言いたいことがあったがエビスじいちゃんのことを気を使って言わないようにしていたが
楓が口火を切ったおかげで日葵も口を開いた。
エビスじいちゃん「そのまんじゅうは身内から頂いたお土産じゃからそれを売り物にするのは良くないじゃろう。」
楓「そうですか」
日葵「でもこれだとエビスじいちゃんがしているのは駄菓子屋じゃなくて喫茶店とか」
日葵「お茶会とかコミュニティみたいなもののような感じがします。」
エビスじいちゃん「いろいろ意見を言ってくれて有り難いんじゃが、これだけは譲れんのじゃ。」
エビスじいちゃん「これは妻の夢じゃからな。わしの妻はお菓子が好きで二人で駄菓子屋をやろうと言ってたから…」
息子と二人暮らしと言っていたエビスじいちゃんだが妻がいた。しかし…
楓「あの…奥さんは…」
エビスじいちゃん「今年の春、妻は遠い空の向こうへ行ったよ…。」
日葵「あ…」
日葵「ご…ごめんなさい!そんなことを知らずに!いろいろいちゃって…」
楓「私もごめんなさい!」
二人は駄菓子屋のことを知らずに指摘したことに申し訳なく感じ謝罪した。
エビスじいちゃん「いいのじゃよ、本当のことじゃから…」
エビスじいちゃん「駄菓子屋をやることに最初わしは反対していたんじゃ、こうなることはわかっていたからのう…」
本人は駄菓子屋経営の難しさを理解していて今社会問題となっている少子化や人口減が向かい風になっている。
悲しげな表情を浮かべながらエビスじいちゃんは駄菓子屋を建てた経緯を思い返し二人に話した。
エビスじいちゃん「妻が癌になって余命宣告を聞いた時は頭が真っ白になった。」
エビスじいちゃん「信じられんし!この先どうすればいいんだ?って…」
エビスじいちゃん「妻に何かしてあげたらなって思ってわしはこの駄菓子屋を建てて妻の夢を叶えたかったんじゃ」
エビスじいちゃん「ついてきてくれ。」
そう言われて二人は黙ってエビスじいちゃんについてきた。
玄関から出たのだがよく見たら裏口の方だった。
楓「駄菓子屋はどんなふうに作られたのですか?」
駄菓子屋の建物はどんな作りになっているのか聞いた。
エビスじいちゃん「わしの家の裏には少し広くてその奥に2階建ての木でできた倉庫小屋あった。」
エビスじいちゃん「明かりをつけるため倉庫小屋にも電気が繋がっている。」
エビスじいちゃん「その倉庫小屋を利用して息子や身内に頼んで改築してお客さん用に入口も作ったんじゃ」
エビスじいちゃん「もとはブロック塀で囲ってあったんじゃが入口を作るべくそこだけを取り除いたんじゃよ。」
エビスじいちゃん「おかげで安く駄菓子屋を建てることができたんじゃがなんでこんな発想をすぐに思い浮かばなかった」
エビスじいちゃん「案外わし四角四面でな、形から入ろうとするばかり見落としていたんじゃ。」
駄菓子屋エビスは家の裏庭の奥の木造2階建ての倉庫小屋を改築して建てられた。
以前は倉庫小屋の入口は1つしかなかったところを2つにして、
さらにブロック塀で囲われていたところを取り壊してお客さんが入れるようにしたそうなのだ。
つまりエビスじいちゃんの家にはちゃんと正面玄関があり駄菓子屋を経由しなくても入ることができる。
駄菓子屋エビスが建てられたのは今年で半年が経つ。
楓たちを含め全員この駄菓子屋があったのを知らなかったのは通っていた時はブロック塀で仕切られていたままの時で
しばらくその道を通っていなかったからだろう。


駄菓子屋に入り階段で2階へと上がった。
そこは倉庫部屋だった時の名残を残しつつ奥へ進むとお仏壇が置いてあった。
お仏壇に飾られている写真には温和でやさしい笑顔をしたおばあさんの顔が映っていた。
その写真の彼女こそがエビスじいちゃんの妻である。
エビスじいちゃん「わしの妻の名前は恵美子って言うんじゃ」
楓「だから駄菓子屋の名前の由来は奥さんのからなのですね…」
エビスじいちゃん「すまんなエビスじいちゃんって呼ぶよう強要して」
エビスじいちゃん「そう呼ばれると妻とこの駄菓子屋を営んでいるって実感するんじゃ」
エビスじいちゃん「あいつの夢を叶えられたんじゃないかってのう…」
楓と日葵はお仏壇に線香をあげた。
線香の煙がツンとした。
日葵は財布取り出した。
日葵「エビスじいちゃん!お菓子買います!」
楓「ひっ日葵!」
エビスじいちゃん「おっおう!何でも好きなものを…」
日葵の財布にはそれなりにお金が入っていてお札や硬貨入っていてジャラっと音がする。
日葵はエビスじいちゃんの奥さんのためにこの駄菓子屋の力になりたいそうだ。
1階へ下りてお菓子を眺めた。
エビスじいちゃん「どっどうじゃ!買いたいお菓子は見つかったかい?」
エビスじいちゃん「えーと楓ちゃんも…」
日葵は獲物を狙うような顔で
日葵「これ全部買います!」
エビスじいちゃんと楓「ええええええええええええええええええええ!」
楓「それ!正気日葵!」
品数は少ないとはいえそれを全部お菓子を買おうとする日葵の衝動買いには度肝を抜いた。
エビスじいちゃん「よいのか?日葵ちゃん?」
日葵「はい会計お願いしまーす!」
こうなってしまっては日葵を止められない。
会計は2950円だった。
日葵は財布の中にあるお金を出したが少し足りない。
日葵は楓に圧をかけた。
楓「あー私もお金出すわよ!」
楓もお金を出しなんとか会計を済ますことができた。
こうして駄菓子屋エビスのお菓子は完売した。
エビスじいちゃん「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
エビスじいちゃん「恵美子!見ておるか!わしはやったぞおぉーーーーー!」
お菓子が入ったレジ袋を2つ持って楓と日葵は駄菓子屋エビスを後にした。
エビスじいちゃん「ありがとおおおおおおおおおお!お二人さーーーーーーん!」
エビスじいちゃんは大の字になり大きく手を振った。
天国で夫の様子を見ていた妻の恵美子。
恵美子「はあやれやれ呆れましたわ」
恵美子「けどもう心配することはありませんね。」
天国でくつろいでいる人たち「もう行ってしまわれるのですか?」
恵美子「はい、何も未練ありません。私は生まれ変わって新しい人生を歩みます。」
天国にいる妻は夫のことは心配ないと思い安心しまた新しい人生に向けて生まれ変わることを決心するのであった。
そうして現実世界で、楓と日葵は帰り道。
日葵「くそ~貯めたお小遣い全部使っちゃった~」
楓「もうおバカーーーーー!」

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