ジュンコチャン

第7話 順子ちゃん対女王蜂

好文亭から突如として飛び散ったスズメバチの群れ。
偕楽園で矢崎会長を探す順子ちゃんと良樹の二人に女王蜂率いるスズメバチの軍団が迫りくる。
酒田「スズメバチに一体何があった!?」
目黒「こっちに来るぞ。」
巣から出てきたスズメバチたちは、酒田と目黒にも襲ってくる。
巣と女王蜂を守るためスズメバチが攻撃してくることは、二人も重々承知で対蜂用の防護服を着ているのだ。
襲い来るスズメバチに長年の経験と勘を活かし、害虫駆除業者の酒田と目黒が華麗に対処し
スズメバチを数匹確保することに成功する。
そして襲ってきたスズメバチはキイロスズメバチであると判明した。
キイロスズメバチはオオスズメバチの次に毒の量が多く、危険性が高い。
酒田「引っ越しを始めたのかもしれない」
酒田「まだこちらは危害を加えていない。それしか考えれない。」
キイロスズメバチは巣に10m程度まで近づくと威嚇行動をする。
巣は好文亭の3階の屋根にあり、好文亭の中すらも入っていない。
酒田はキイロスズメバチが引っ越しをするため巣から一斉に飛びだしたのだと言及した。
キイロスズメバチの巣の引っ越し時期は7月から8月らしい。
ちょうどその時期に近づいきているので、キイロスズメバチの行動に合点がいくかもしれないが目黒は
キイロスズメバチの様子を見て、引っ越しではないと感じている。
目黒「様子を見る限りだと、引っ越しではないと思うんだ。」
目黒「気性が荒い、何かをねらっているかのような気がする。」
酒田「しかし!どうする…巣を撤去が先か…それとも…」
巣の撤去に優先するべきか二人は戸惑った。
飛んで行ったキイロスズメバチの気性が荒かった。
キイロスズメバチの行動範囲は巣から1km離れたところでも活動ができる。
習性から引っ越しという線も考えられるので、それ以上に行動範囲を広げている可能性もある。
ここで巣を撤去してしまえば、キイロスズメバチは一点に集中して集まらなくなり、行動範囲を広げさせてしまう。
この異例の事態に二人がとった行動は、
酒田「警察や消防に協力を依頼しようと思う。」
目黒「俺は矢崎さんに連絡を取り、同じく入園者や近くの市民に注意を呼びかけ避難させる。」
酒田は、自治体、警察、消防に協力要請を、目黒は矢崎会長に続き市民に避難を呼びかける。
蜂のことについて詳しくても、長年やってても、蜂たちの気持ちを100%理解することも、完全に行動を把握することも不可能。
人間と同じように思いもよらない行動を起こすこともあり得る。
害虫駆除業者二人の目標は被害者なし、理念は害虫から人々の安全を守ること。
困った時こそ冷静に、自分たちだけで悩まず、助けを呼ぶことと行動することを決まりごととしてきた二人。
巣を撤去するのではなく、被害を最小限に抑えることに舵を取った。無論被害者0人が理想だ。


目黒は矢崎会長に連絡を取った。
現在矢崎会長は二人を探し、殺虫スプレー片手に七曲から吐玉泉を向かって走っている。
矢崎会長に電話がつながり、目黒と矢崎会長は情報交換をする。
目黒「矢崎さん、今どちらへ向かっておりますか?」
矢崎会長「吐玉泉の方へ向かってます。」
目黒「矢崎さん、落ち着いて聞いてください。スズメバチの巣は写真の通り、好文亭の屋根にありましたが、スズメバチが一斉に外へ飛び出してしまいました。」
目黒「あのスズメバチはキイロスズメバチと言って毒の量がかなりありとても危険です。しかもかなり苛立っている様子です。」
矢崎会長「なんですって!」
目黒「今は、巣を撤去する場合ではなく、私たちだけでは対処できないと考え酒田が警察や消防に協力を要請しました。」
目黒「私は入園者や近くの市民に呼びかけ避難させます。」
矢崎会長「私に何かできることはありませんか?」
目黒「…そうですね…」
矢崎会長の好意を無碍にするわけにはいかないと
目黒「私と一緒に、避難を促してきましょう。そちらに向かいますので少々お待ちください。」
一緒に行動し避難誘導することにした。
矢崎会長「ありがとうございます。あの実は、私の知り合いが、この偕楽園におりましてまだ子供なんです。」
矢崎会長は、目黒に順子ちゃんと良樹が偕楽園にいることを伝える。
二人はまだ子供なので、もしものことがあると心配で会長は、頭がそれでいっぱいだった。
目黒「偕楽園のどこに行ったのかは、ご存じでないですか?」
矢崎会長「保護者の方から聞いて知りましたが、そこまではわからないです。」
目黒「わかりました。一緒に探しましょう。」
矢崎会長「はい。ありがとうございます。」
目黒「キイロスズメバチは巣から広範囲に渡って飛びましたが特に西門の方角にキイロスズメバチが多く飛んでいます。」
概ねキイロスズメバチの動向を伝える。
目黒「確か吐玉泉に向かうとおっしゃっていましたね。」
目黒「矢崎さんが向かっている方角に大量のキイロスズメバチが飛んでいますので、できれば引き返すことをお勧めします。」
目黒「私も急いでそちらに向かいますので。」
矢崎会長「そうですか…わかりました。引き返します。」
吐玉泉に行ってしまうと太郎杉から好文亭に向かう順子ちゃんと良樹とすれ違ってしまうし、
大量のキイロスズメバチに襲われる危険を考えたうえでの判断だが目黒の話を素直に聞いた会長は賢明と言える。
会長は目黒と共に行動することを選んだ。
なぜ他の方角よりも、西門の方角にキイロスズメバチが多いのか、それはブーンと女王蜂がいるからだ。
ブーンは女王蜂に、順子ちゃんと良樹のいる場所を導き、女王蜂の護衛に多くの働き蜂が随従している。
女王蜂は、優秀な働き蜂であるハチコとスズバッチを殺した二人に執念を燃やしているのだ。
キイロスズメバチの空間認知はもちろん、順子ちゃんが素手で殺したことで、その時に殺されたスズバッチが
フェロモンをまき散らし、それが順子ちゃんにまとわりついているため、
二人の居場所をそのフェロモンで的確に割り出すことができる。
人間も経験や記憶をもとに空間を認知できるが、技術革新が進む現代においてはスマホで簡単に現在地を知ることも
矢崎会長と目黒のように連絡を取り合うことも容易い。
子供向けに防犯機能やGPSがついたキッズスマホがあり、今こそそれが活躍する時だが、二人はそれを携帯していない。
キッズスマホは年々性能が向上しているうえ、安くもなってきていて普及率も上がってきている。
だが順子ちゃんの家庭も良樹の家庭も家計的に厳しく買ってもらえなかったのだ。
また小学生のスマホの持ち込みが原則禁止の小学校がまだまだ多く、例に漏れず順子ちゃんの小学校もスマホの持ち出し禁止だ。
小学生はまだスマホ持たせる必要はないという考えを持つ家庭も少なくはない。
今の二人はただ道なりを歩いていくことしかできない。


良樹「矢崎のじいちゃんどこにいんだよ。本当に偕楽園にいるのか?」
順子ちゃん「歩けば、そのうち見つかるわよ。」と楽観的な彼女だ。
順子ちゃん「大声で叫べば、見つかるんじゃない。意外と近くにいるかもよ。」
良樹「そんな訳ないだろ。ていうか大声叫ぶとか恥ずかしい。」
寧ろ叫んだほうがいいだろう。
二人はまだ知らないのだ。女王蜂率いるキイロスズメバチの軍団が襲ってきていることを。
彼女は深呼吸しお腹に力を入れ「矢崎会長」と叫んだ。
良樹「バカ!叫ぶな!」
しかし順子ちゃんの叫び声が、矢崎会長と目黒に声が届いたのだ。
ちょうど矢崎会長と目黒が一緒になったときにその叫び声が聞こえた。
矢崎会長「む!この声は!」目黒「私も聞こえました。」
太郎杉辺りに声が聞こえた。
目黒「もしかしたら誰かキイロスズメバチの襲われたのかもしれません。すぐに声が聞こえた場所に行ってみます。」
矢崎会長「私も!」
目黒「こっちに飛んできたキイロスズメバチの数が多いです。危険ですのでここは私に任せてください。」
目黒は、矢崎会長を待機させ、一人で声が聞こえた場所へと走っていく。
先に二人を見つけたのは、
ブーンブーンブーン
良樹「この音は!」
キイロスズメバチの方だ。
二人の目の前に大量のキイロスズバチが飛んできた。
ブーン「見つけました。奴です。」
女王蜂「奴らね!私の部下を!我が下部よ!やっておしまい!」
護衛の働き蜂たちが二人を挟み込むような形で飛んでくる。
良樹「ギゃーーーーー」
彼も叫びだした。
その声もばっちり目黒と矢崎会長の耳に届く。
順子ちゃん「あらいっぱいきたわね」
良樹「そんなことより早く逃げるぞ」
順子ちゃんの手を引っ張り、一緒に逃げる。
スズメバチは動くものに対し攻撃する習性がある。
しゃがんで隠れたほうがいいとされるが、二人は標的にされているため逃げたほうがいい。
矢崎会長「良樹!!目黒さんすまん!わしも助けに行くわい!」
先ほどの叫び声が良樹だと会長が気付き、いてもたってもいられず助けに行くことにした。
女王蜂「逃がさないわよ!」
女王蜂は先頭に素早く飛んでいき順子ちゃんの顔の横に接近する。
女王蜂「くらいなさい!」尻を突き出し、順子ちゃんの顔に毒針を刺そうとしたが
「邪魔!」順子ちゃんは中指で女王蜂を弾いた。
順子ちゃんは女王蜂にデコピンをくらわしたのだ。
女王蜂「うわあああ!」ブーンと護衛の働き蜂たち「女王様!!」
ブーン「今助けます!」
弾き飛ばされた女王蜂を庇い、ブーンは地面の叩きつけられてしまう。
羽根を怪我してしまいブーンは飛べなくなってしまった。
ブーン「女王様、申し訳ございません私はここまでです。」
女王蜂「すまない、ブーン!」
ブーン「構いません、女王様がご無事なら。お役に立てて光栄です。」
女王蜂「任せろ!必ずお前たちの敵は討つ!いくぞ」
再び飛び立つ女王蜂、それにつられ護衛の働き蜂たちも動き出す。
また順子ちゃんと良樹に標的を定め、キイロスズメバチの群れが襲う。
護衛の働き蜂たち「これ以上、女王様を煩わせるな!我々が先陣を切り奴らを仕留めるぞ!」
ブーンブーンブーン
士気を高め、勢いが増すキイロスズメバチの群れ。
良樹は泣き出し助けを呼び叫ぶ。「助けてーーー!」
順子ちゃん「何に泣いてるのよ。あんたが握ってる私の手、汚れてるほうなんだけど」
理性を失い泣き叫ぶ良樹とえらく落ち着いている順子ちゃん。
これでは良樹が頼りなく見えてしまうが命の危機が迫る状況で冷静でいられるのは難しい。
つまり冷静でいられる順子ちゃんのほうがおかしいのだ。


次に二人を見つけたのは
目黒「おーい君たち大丈夫か?」
害虫駆除業者の目黒であった。
順子ちゃん「ん誰?何あの恰好?」目黒は防護服を着ていて、それが順子ちゃんの目からは変な恰好に見えた。
良樹「スズメバチがたくさん!こっちに来ます!」
目黒「わかったよ。危ないから離れて!」キイロスズメバチの群れに目掛けて殺虫スプレーをまいた。
護衛の働き蜂たち「なんだこの霧は!力が抜けていく‥」
業者が使用する殺虫スプレーは市販のものより強力で、それを浴びた働き蜂は動かなくなってしまった。
護衛の働き蜂たち「くそ、やられてたまるものか!」
キイロスズメバチたちは殺虫スプレーの噴霧を避け、回り込み順子ちゃんと良樹を襲う。
良樹「うわあ!助けて!」顔の前に手をかざした瞬間
殺虫スプレーが襲ってくるキイロスズメバチに撒かれる。
その殺虫スプレーは目黒のものではなく、矢崎会長のものだった。
順子ちゃん「矢崎会長」良樹「矢崎のじいちゃーん」
矢崎会長「良樹!順子!無事でよかった!」会長は二人に抱き付いた。
ようやく順子ちゃんと良樹を見つけた会長。
目黒「この子たちが矢崎さんの知り合いですか?」矢崎会長「そうです!」
目黒「よかったですね。」
順子ちゃん「あれなんで会長も泣いているの?」
矢崎会長「良樹のお母さんと連絡したら、お前さんらが偕楽園に行ってると聞いて、あわてて探したんじゃ」
順子ちゃん「え!?だって会長が偕楽園に行くって聞いたから」
矢崎会長「すまんのう~わしがここに来た理由じゃがな」
こうして良樹は、偕楽園の好文亭にキイロスズメバチの巣があって危険であることを知ったのだが
順子ちゃん「といことは!はちみつね!」良樹はズッコケた。
良樹「こんな時でも食べ物のことしか頭にないのか?」
目黒「はは、ごめんねキイロスズメバチは巣を作るけどはちみつは作れないんだ。」
はちみつを作るのはミツバチであり、キイロスズメバチは、はちめつを作らない。
キイロスズメバチの巣を作るスピードが速くすぐに巣が大きくなってしまい危険なので、早めに駆除してしまいたい。
順子ちゃん「え~そうなの‥あそうだ!ねえ矢崎会長!」
矢崎会長「ん?なんじゃ?」順子ちゃん「奢って!」良樹「なんでやねん!」良樹はまたズッコケた。
キイロスズメバチのことなんか眼中になかった彼女であった。興味はずっと食べ物ことでしかない。
矢崎会長「ごめんよう。また今度な。今良樹のお母さんに連絡を取る。」
良樹の母が、車で迎えに来ていることを二人に伝える。
矢崎会長「せっかくの休日じゃが、家でおとなしくゆっくりしてたほうがいいじゃろう。もしもし矢崎です‥」
そして良樹の母に二人を見つけたと連絡を入れる。
これで一安心なのだが、順子ちゃんは
「もーう!はちめつを作らないくせして、人に迷惑をかけるなんてあの蜂許さないわ!」
ついにキイロスズメバチに関心を向け興奮状態になった。
矢崎会長に奢るつもりでいたのに、キイロスズメバチのせいで保留となってしまいそれで逆上したのだ。
順子ちゃん「会長それ貸して!」矢崎会長「ほれ」良樹「え!?いいのかよ!?」
矢崎会長「あ!」うっかり順子ちゃんに殺虫スプレーを渡してしまったが
「まあいいか」っと矢崎会長と良樹は満場一致であった。
彼女の事を見てきた彼らが発した言葉は「まあいいか」と異口同音である。
矢崎会長「順子ならやってくれるじゃろう」良樹「うん。そうだね。」
順子ちゃん「じゃあやっつけておくわね!」
矢崎会長「きばれよ!」良樹「頑張れ!」
順子ちゃんに殺虫スプレーを持たせれば、キイロスズメバチをやっつけてくれるだろうと思っている二人であるが、
目黒「いやダメでしょ!危ないですって!待ちなさい!」
当然目黒は認めることができず順子ちゃんを止めようとしたが、こうなった彼女を止めることはできない。
目黒を振り切り、キイロスズメバチに殺虫スプレーをばらまいていく。
キイロスズメバチは次々と撃沈されていく。
そして、キイロスズメバチの巣がある好文亭の中に入り、3階まで上がっていく。
順子ちゃん「見つけたわ!あれね!」
彼女は、バレーでサーブをするかのようにキイロスズメバチの巣を好文亭の3階の屋根から地面に叩き落とした。
叩き落とされたキイロスズメバチの巣には一匹もいなかった。
矢崎会長「おーい順子!」順子ちゃん「会長!やったわよ」
矢崎会長「よくやったのう!」
順子ちゃんは好文亭の3階でピースサインした。
ついでに矢崎会長はスマホで好文亭の3階にいる順子ちゃんの写真を撮った。
勝利のピースであるがギリシャではピースサインは「くたばれ」という意味である。
「なんてこった…」呆気にとられ口が開いたまま順子ちゃんを見つめる目黒であった。


その後、警察と消防が協力に入り、偕楽園内に殺虫剤をまいていき、キイロスズメバチの勢いが落ちて行った。
被害者は一人も出なかったので穏便に済んだ。
しかしまだ危険であるので来週まで偕楽園の立ち入りは禁止となった。
良樹の母に車に乗せてもらい順子ちゃんは家に戻った。
彼女は部屋で寝そべりガムを噛んでいた。
「はあ~」
矢崎会長に奢ってもらえなかったのが心残りだった。
キイロスズメバチがまだ近くに飛んでいる可能性があるので、明日の外出もできなくなった。
女王蜂「おのれ…我の根城まで…奴だけは許さん!必ず我が部下の仇を!」
女王蜂は復讐の念を抱えていた。順子ちゃんの顔をしかとこの目に焼き付け覚えていた。
消えかかりつつあるフェロモンを頼りに、順子ちゃんを居場所を探した。
そしてついに順子ちゃんの家を見つける。
順子ちゃんの部屋は2階にあり女王蜂はその窓から侵入した。
キイロスズメバチが家の中に侵入する可能性があるため戸締りするように言われたばかりなのだが話を聞いていなかったらしく
侵入を許してしまった。
女王蜂「やっと見つけたわ!!」羽音を大きく鳴らすが順子ちゃんは全然気にしていなかった。
女王蜂は、順子ちゃんの動きを見計らい隙を見て毒針を刺してやろうと、順子ちゃんの部屋の壁に着地したが
女王蜂「何よこれ!離しなさい!」女王蜂の体に何かがくっつき身動きが取れなくなった。
女王蜂の体にくっついたものはガムであったが。
順子ちゃんは最近ガムを噛んでいるが、包み紙を先に捨ててしまうため、ガムを捨てるのがめんどくさくなり壁につけていたが
今は、部屋の飾りの留め具代わりになるのではと考えているようだ。
もう部屋の壁はガムだらけになっていた。
順子ちゃん「あっ蜂がはいてきた。でもガムで動けなくなってるわね。」
順子ちゃんの母「順子!ご飯よ下りてきなさい!」順子ちゃん「はーい。じゃあ大人しくしててね~」
女王蜂「な!何をする!」口からガムを取り出し、女王蜂の体にガムをくっつけ、順子ちゃんは昼ご飯を食べに1階に下りて行った。
壁のガムと今吐き出されたガムに挟まり完全に動けなくなってしまった。
女王蜂は敗北してしまった。
順子ちゃんの母が順子の部屋を見てみると部屋の壁はたくさんのガムがくっついていた。
順子ちゃんの母「コラー!順子!」あまりにもはしたなかったので、順子ちゃんは母に叱られ、部屋の壁のガムを取って掃除した。
そして女王蜂の死骸が見つかったのだった。

戻る