第45話 3組チーム対2組チーム
幸助の才能に惹かれ野球を誘おうとする豪[6、2]だが
尊はそれをよしとせず幸助をサッカーに誘おうとしていてお互い1歩も引かない。
終わらない二人の対立に薫は割って入りドッチボールで白黒つけるということで話に落としどころが付いた。
新学期記念全校生徒ドッチボール大会は3組チーム対2組チームの試合で最後になるのだが
思いがけない展開になり幸助の進路をかけた戦いとなってしまった。
幸助を巡って豪[6、2]と尊が争っているこの現状に
幸助自身内心嬉しく思っているがサッカーをやるか野球をやるか進路について悩む一面が見られる。
幸助はドッチボールの勝敗に自分の将来を委ねてしまうのか
それとも自分で進路を導き出すのだろうか。
そんなことよりもドッチボールの勝負の行方はどうなるのだろうか。
豪[6、2]の速球をキャッチしたのが尊のためボールの所有権は3組チームにある。
3組チームの攻撃から試合は再開される。
尊のシュートは佳奈[6、2]の方に飛んでくる。
佳奈[6、2]は横にステップして尊のシュートをかわした。
だがボールの軌道は外野の幸助の方に向かっている。
期待通り幸助のシュートで2組チームを追い詰めて点を取っていきたいのだが
幸助はボールを取ることができず一度に床にバウンドし壁にぶつかりボールは転がっていく。
尊「幸助何やってるんだ!」
幸助「あ!ごめん!」
幸助は急いでボールを拾った。
そこからボールを投げて2組チームの内野の誰かに攻撃を仕掛けたのだが賢人[6、2]にボールを取られてしまう。
賢人[6、2]「なんだ?今のボールはとっちまったぞ」
さっきまでとは違いパワーもスピードも落ちていて迷いのあるシュートだった。
今の幸助のシュートは平凡なもので賢人[6、2]に簡単にとられてしまった。
薫「幸助どうした?」
尊「まさかお前考え事してたな!」
幸助「いっいや…」
尊の言っていることは合っている。
幸助は考え事していたのだ。
考え子としていたためそっちに気を取られてしまい飛んできたボールにすぐに反応できなかった。
サッカーをするのか野球をするのかの選択の迷いもプレイに影響してしまっている。
豪[6、2]「わざと手加減してくれたのか?」
豪[6、2]「ということは野球がやりたいってことだな!」
豪[6、2]「それなら有り難いぜ!」
尊「嘘だろ…やっぱりお前は…」
幸助「あ!いや…そんな訳じゃねえって…」
幸助「手元が狂っただけだよ」
薫「ちゃんとやれよ!幸助!」
薫「ボーっとしてんじゃねえ!」
幸助「ああ…本当に悪い…」
あれが単なるミスであればいいのだが。
2組チームが勝てば野球、3組チームが勝てばサッカーと
ドッチボールの勝敗によって幸助の進路が委ねられている構図となっている。
そのため手を抜いてしまうと2組チームに加担してしまう上に
豪[6、2]の勧誘に乗ったことになり尊を裏切ることになってしまう。
幸助は3組チームのためチームのために全力でプレーすれば問題ないのだが
そうするとわずかながらに野球に興味を持っている幸助の意志とは裏腹に、
野球は絶対にやりたくないという意向を豪[6、2]に示してしまう。
野球はやりたくないと豪[6、2]に思わせてしまうのがよくなく
全力でプレイして負ければ幸助の意向に沿わずに野球に勧誘させることは豪[6、2]にとっては気まずくなるだろう。
ドッチボールは本来チームプレーで行うスポーツではあるが豪[6、2]に勝つ、
つまりは2組チームに勝てば野球でも活躍できる能力が顕著に表れることになり
それに気づけたのにサッカーを選ぶというのは歯がゆい。
もちろん尊の誘いも断れない。
サッカーは学校の休み時間のグラウンドでしかやっていないがそれを通じてサッカーの面白さを知っている。
どちらかを選択すればどちらかは喜ぶがどちらかは悲しんでしまうだろう。
それだけじゃなく今後の学校生活にも悪い影響を及ぼしかねない。
こんなジレンマを抱えてしまうと碌にドッチボールなんてできるはずがない。
板倉先生(まったくしょうがねえやつだな。)
幸助を見かねた板倉先生は声をかけた。
本日二度目の説教となるのか。
板倉先生「いつも世話が焼けるな幸助は」
板倉先生「サッカーも野球もどっちも魅力的だよな、迷うよな。」
幸助「板倉先生…」
板倉先生「まあ部活は基本1つしか選べねえからな。悩むのは当然だ。」
幸助「ああそこまで先生は…」
板倉先生「当たり前だろお前の担任してきたんだからよ」
板倉先生は幸助の小学校生活6年を通して2年も担任をしているし、担任じゃない年も世話を焼いていたため
幸助の考えていることはお見通しでありサッカーをするか野球をするのかに悩んでいることくらいわかってしまうのだ。
中学校に進学した際の部活動選びについても。
そんなことで最後のドッチボールがおろそかになってはいけないので板倉先生はまた幸助に声をかけたということだ。
板倉先生「いいのか?幸助、ドッチボールでお前の進路を決めちゃっても?」
幸助「はい、正直それはちょっと…」
板倉先生「やっぱりそうだろ。」
板倉先生「薫、尊、豪[6、2]、ドッチボールの勝敗で幸助の将来を決定させるのはやめたほうがいいな。」
板倉先生「どっちを選ぶのか幸助自身が決めることだ。」
板倉先生「自分の将来は自分自身で決めることなんだ。」
板倉先生「悩んでいるってことは尊と豪[6、2]の誘いも意思もどっちも尊重したいからどっちも選べないんだろ?」
幸助「あっはい…」
これが幸助の本音である。
尊とは元から友達であるが休み時間のサッカーを通じてさらに絆が深まっており、
豪[6、2]とだって過去同じクラスメイトだったこともあり彼とも仲の良い友達であるし野球の才能を見出してくれた。
幸助は尊と豪[6、2]の二人の思いや期待を裏切りたくないから悩んでいた。
尊「幸助、お前…」
板倉先生「尊、豪[6、2]。幸助に時間と猶予を与えてくれないか?」
板倉先生「遅くても中学に入学するぐらいまでに」
板倉先生「今はドッチボールのことだけに集中して全力でプレーしてほしい。」
尊「わかりました。」
豪[6、2]「別に構いません。幸助が本気でやってくくれば」
尊「幸助!今はドッチボールを楽しもうぜ!」
幸助「おう!」
幸助「板倉先生ありがとうございます!」
井村校長「板倉先生とてもよいご指導でした。」
井村校長は板倉先生の指導を見て賛美する。
しかし板倉先生は慌てたように軽く手を振り
板倉先生「いえ、ドッチボールの進行役として役目を全うしただけです。」
あまり自分の指導は大したことはないと言い毅然とふるまう。
板倉先生「ですけど今回は教師らしいことが言えたような気がします。」
板倉先生「いつも私が幸助に叱る時は問題を起こしたことに対してですから」
井村校長「そうですね。生徒の将来についての指導とドッチボールを円滑に進めるための指導どちらもうまくできていると私は思いました。」
井村校長「なにより生徒の気持ちに寄り添えたのではないかと」
板倉先生「はい改めて一教員として職務を全うしていきます。」
板倉先生「厳密に言うと牛久先生が幸助の才能を開花させたのです。そこに私は立ち会っていただけです。」
板倉先生「こんなにことになるとは予期しませんでしたが進行役兼審判役として全員全力で生徒たちが取り組めるようにしなければいけません。」
幸助の才能を開花させたのは牛久先生ではあるがそのきっかけを作ったのは板倉先生である。
幸助の才能に目を付けたのが豪[6、2]であり、野球の勧誘に迫ったのだ。
そして幸助にサッカーを誘おうとしている尊と衝突してしまい争いに発展してしまったのだ。
それを板倉先生の指導でなんとか丸め込むことができたということだ。
井村校長「ですがこの光景を見るのも最初で最後になるのだと知るとなんだが寂しくなりますね。」
井村校長「兼岩君たち6年生がなんだが輝いて見えるのです。もちろん他の学年もしかり」
板倉先生「はい。私がこんなに居ても立っても居られなくなるのはそれが原因かもしれません。」
井村校長「また魅力的な生徒が卒業してしまうなんて時間というのは無常に過ぎてしまいますね。」
混沌が渦巻いているドッチボール大会ではあるが生徒たちがドッチボールを通じて光を放っている。
特に6年生たちが6年間の思いをぶつけている姿はとても輝かしい。
このドッチボールが6年生にとっての晴れ舞台に過ぎず今後は運動会といった大イベントが控えている。
だがらと言ってこのドッチボール大会が運動会の前哨戦として捉えていいものか。
それは否だ。
全力でぶつかり合って良い思い出を作ってほしい。
幸助の進路については一旦保留となったため
これでようやく本来の目的のドッチボールができるようになる。
全校生徒が交流を深めることを目的とするドッチボールに。
そう言えるかは少し厳しいもので豪[6、2]の言う通り6年生が中心であることは否めず現にボールのやり取りをしているのは6年生だからである。
現在幸助のシュートを止めた賢人[6、2]がボールを持っている。
賢人[6、2]がボールを投げて3組チームに攻撃を仕掛けるが悠太に止められる。
悠太もお返しにボールを投げて2組チームに攻撃を仕掛けるが一人も当たらず避けられる。
だが外野の幸助がすぐにボールに反応しキャッチした。
幸助(板倉先生ありがとう。)
幸助(薫、尊、豪[6、2]俺はもう迷わないぜ!)
幸助のまっすぐで迷いのないスピードシュートが炸裂する。
2組チームの浩史[3、2]に命中しアウトになった。
床に転がったボールを豪[6、2]が拾う。
豪[6、2]「そうだぜ幸助!お前と本気のドッチボールがしたい!」
豪[6、2]「面白くなってきたぜ!」
幸助のスピードシュートを見て惚れ直す豪[6、2]。
豪[6、2]「俺も負けていられない!俺のシュート見せてやるぜ!」
勝ち負けなんて気にせず、幸助がサッカーをするか野球をしたいかなんて今は関係ない。
豪[6、2]の本気でドッチボールがしたいという気持ちが3組チームに伝わる。
豪[6、2]の速球が飛んでくるがそれに立ち向かうものが現れる。
5年生の学がボールをキャッチしようとしたが早すぎて左肩に当たりボールは宙に高く飛ぶ。
このままアウトになると思われたが薫が床に滑り込んでボールをキャッチしてセーフとなった。
ここで薫もリーダーとしての見せ場を作る。
薫「ナイスファイトだぜ!」
学「ありがとう!俺も全力で戦う!俺たち5年もすごいとこ見せてやる!」
5年生の学も奮闘する。
学も薫たちと同じく休み時間でサッカーをやっていて5年生ながら6年生と張り合っている。
だからドッチボールでも追いつきそして来年こそは自分たちが中心で活躍するドッチボールにしたいのだ。
ボールは薫からそして幸助へとボールがパスされる。
幸助「いくぞ!豪[6、2]!」
ついに幸助は豪[6、2]に自分の思いをぶつけるべく彼に向かってシュートする。
バン!っと大きな音を立てるが豪[6、2]はしっかりと腰を入れてキャッチした。
豪[6、2]「いいボールだぜ!」
豪[6、2]は幸助のスピードシュートを震えながらも感動する。
幸助「くそ!止められたか!」
豪[6、2]「へへ!一筋縄ではいかないぜ!」
幸助のスピードシュートを受けたことによりさらに豪[6、2]は闘志に火を燃やす。
豪[6、2]の速球が3組チームを襲う。
尊のボールが飛んできてキャッチしようとしたができずボールは横に飛んでいく。
尊「しまった!」
豪[6、2]「これでアウトだ尊!」
3組チームの6年生が試合前半でアウトになるかと思ったが
富雄「そうはさせない!」
なんと5年生の富雄が6年生の尊のミスをカバーし、ボールを滑り込みながらキャッチした。
今度は5年生が6年生のピンチを救った。
尊「助かったぜ富雄!」
富雄「尊さんもここでアウトになっちゃあ悔しいっしょ!」
尊「ああ!豪[6、2]だけには負けられねえ」
葵[6、1]「なんか晴香[6、1]の防御とちょっと似ているかも」
晴香[6、1]「そう?あっちのは泥臭い感じがするわ。でも嫌いじゃないけど」
晴香[6、1]「参考にしたわけではなさそうね。」
今の一連は1組チームの佐々木姉妹の防御レシーブを彷彿とされるものだった。
見様見真似でやったのではなくとっさの判断でやったものでそれがちょっと佐々木姉妹の防御レシーブに似ていたというだけである。
ルール上ボールのキャッチをミスしてしまって浮いたボールを内野の誰かがキャッチするのはセーフだからである。
そんな感じで体育館ステージで観戦している1組チームは2組チームと3組チームの試合を見守っている。
2組チームと3組チームのドッチボールの試合は本格化する。
試合が開始されてから15分が経つ。
激しい攻防の中、3組チームは1年生の大気、2年生の和馬と晶弘、3年生の舞と伊織がアウトになり
2組チームは透[1、2]、永未[1、2]、達木[2、2]、梨花[2、2]がアウトになる。
豪[6、2]の速球はもろに2年生の進に命中しまたも3組チームで一人アウトになる。
進はとても痛そうな顔をする。
進「痛たたあ〜」
総太郎「大丈夫進?」
同じ2年生の総太郎は震えながらアウトになった進を心配する。
進「もう6年生は卒業だからこれで最後ならそれでいいや」
進「総太郎、あのボールだけは気をつけろ…」
総太郎「うううん〜」
進の言葉にさらに総太郎は震え上がる。
豪[6、2]の速球を受けたものから忠告を受けた総太郎。
進の様子から痛さが伝わり、豪[6、2]の速球は驚異的であることを知らしめる。
進はしんしんと外野へ行った。
再び豪[6、2]がボールを持った。
豪[6、2]「さあ!次はどいつをアウトにするか!」
総太郎「ひいいいいいい!」
豪[6、2](じゃあそいつにするか!)
総太郎(あ!もしかして僕を狙っている?)
総太郎の悲鳴が豪[6、2]に聞こえてしまい、狙いを総太郎に定められてしまう。
豪[6、2]の速球が総太郎を襲う。
総太郎「うわああ!やだあ!」
大きく横に移動しなんとか避けることができた。
だが今度は外野の遊地[6、2]にボールが行き渡る。
遊地[6、2]「豪[6、2]は俺がついている!」
遊地[6、2]「たとえ幸助が野球じゃなくてサッカーかもしくは他の方に行っても俺は豪[6、2]と野球をするんだ!」
遊地[6、2]「俺だってカッコいいとこ見せてやるぜ!」
幸助は野球じゃなくてサッカーを選ぶだろうし他のスポーツを選択するようなことがあるかもしれない。
部活は野球やると決めている遊地[6、2]。
だから遊地[6、2]は豪[6、2]の力になり自分が最高のパートナーになるべきだと思っている。
豪[6、2]が逃した獲物を仕留めるかのように遊地[6、2]は総太郎にボールを投げた。
フォームはまだ荒削りで課題はいくつかあるが6年生が投げるに相応しい力のこもった速いボールである。
総太郎「やだよ〜」
総太郎はなんとか避けることができ、6年生の二段攻撃を凌ぐことができたが避けた先のボールに良樹がいて彼に命中してしまう。
良樹「うぎゃ!」
ボールは良樹の横っ腹に当たっていた。
豪[6、2]「ありがとな遊地[6、2]!今のいいボールだったぞ!」
良樹がアウトになり3組チームの内野の1年生は友ちゃんだけになってしまった。
床に落ちたボールを薫が拾う。
薫「尊、俺は幸助みたいにドリブルは上手くねえしサッカーでカッコいいプレイができるかわかんねえ。」
薫「それでも俺はサッカーがやりたい!だから幸助のことは気にするな!」
薫はサッカーをすると尊に決意表明する。
幸助(薫も遊地[6、2]もすまねえな。やっぱり俺はどっちをやるべきかわからねえ)
幸助(だけど俺自身でやりたいことは決める。今はドッチボールに集中だ!)
決断の遅い幸助に薫と遊地[6、2]が後押ししてくれたに違いないだろう。
薫と遊地[6、2]もお互い悲しまないように幸助の代わりになってやろうと言うことなのだ。
ただ代わりで仕方なくやるのではなく元からやりたいからやるのである。
きっと幸助の代わり以上に力になってくれるはずだ。
そして薫がシュートしたボールは賢季[1、2]に命中しアウトになる。
2組チームの1年生メンバーも残すところ若葉[1、2]だけになる。
良樹「はあ〜」
1年3組の良樹は下を向いて落ち込んだ様子で先程アウトになった1年2組の賢季[1、2]とすれ違いざまに外野へと向かっていった。
賢季[1、2]もどうやらちょっと不貞腐れた表情である。
もう早く終わってほしい気持ちである。
井村校長「厚木君たちが1年生のときもあの二人と同じような感じでしたね。」
板倉先生「そうでしたか。あの時は進行役ではなかったのでわかりませんでしたが。」
井村校長「懐かしいものです。いつかあの二人の5年後が楽しみですね。」
そんな二人を見て井村校長は豪[6、2]たちが1年生だった時を思い出し懐かしむ。
6年生は今お互いの思いをぶつけ最高のプレイを魅せる最高の時であり
5年生も6年生に食らいついてドッチボールをしている。
しかし1年生らにとっては6年生たちにはついていけず戦力外となり序盤でどんどん外野に行ってしまう。
6年生のかませ犬かのように。
ドッチボールに対する思いは6年生と下の学年、特に1年生とでは乖離が見られる。
1年生は我慢のときだ。
いつか彼らも6年生になれば今のように活躍の花を咲かせるときが来るはずだ。
だが順子ちゃんは1年生であるにも関わらず活躍して今の6年生を驚かせたのだから
5年後きっと順子ちゃんはすごいものを見せてくれるはずだ。
現在順子ちゃんは外野にいて蚊帳の外である。
良樹は順子ちゃんがいる外野の方に行った。
そこで順子ちゃんは壁を背をつけて腕を組み箕座(きざ)して寝ていた。
箕座(きざ)とは足を投げ出して座ることである。
順子ちゃんはお疲れモードなのだろう。
6年生の豪[6、2]の圧倒的な実力に屈し戦意喪失してしまったのだ。
まだ試合中なので寝るのはよくないが十分活躍したからこのままにしておこう。
井村校長「さて盛り上がってきたところであれをやりましょう。」
井村校長はホイッスルを吹く。
互角の戦いが繰り広げ2組チームと3組チームの試合が盛り上がっているところで井村校長はボーナスチャンスを出すようだ。
若干2組チームがリードしているため3組チームにボーナスチャンスを与えると思っていたが
井村校長「ボーナスチャンスを両者2チームに与えます!」
薫「両者2チーム!?ということは2組チームにもか!」
板倉先生「井村校長も粋なことしますね。」
井村校長の裁量によりなんと両者2チームにボーナスチャンスを与えるそうである。
今後さらに3組チーム対2組チームのドッチボールの試合は激化していくだろう。
そして勝利の女神はどちらに微笑むのか‥。
続く
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