ジュンコチャン

第39話 1組チーム対3組チーム

1組チームと2組チームの試合の結果は2組チームの勝利となった。
豪[6,2]の速球を止める術を1組は持っていたが彼は運も兼ね備えており悔しくも1組チームは惨敗した。
独自ルールであるボーナスチャンスが勝利の鍵を握るようだ。
負けはした1組チームだったが大健闘であり実力もあったため勝ってもおかしくなかった。
次の3組の試合では勝って鉛筆を1本でも持ち帰りたいところだろう。
しかし3組チームだって勝ちは譲らないはずだ。
3組はチームは1組チームとどのような試合を繰り広げるのだろうか。


順子ちゃん「いくわよ!」
いよいよ順子ちゃん初陣である。
勝ったら真木と勇にラーメンを奢ってもらえるので
順子ちゃんのやる気は満々で猛牛のように荒い鼻息を出して今にも突進していきそうである。
1組チームと3組チームはそれぞれコート内に入っていった。
晴香[6,1]「豪[6,2]たちには負けてしまったけど」
晴香[6,1]「あんたたちのチームには負けない。勝たせてもらうわよ!幸助!」
晴香[6,1]の意気込みは十分である。
晴香[6,1]から沸き立つ勝利への渇望がひしひしと伝わる。
圧倒的な実力を持つ豪[6,2]と対峙してきた者として威厳を見せる。
彼女だけでなく大吾[6,1]からも風格を漂わせる。
その大吾[6,1]は現在外野である。
豪[6,2]の速球を防いだ鉄壁の盾は3組チームを挟み込み威圧してくる。
良樹たち下の学年はプレッシャーのサンドイッチ状態だ。
特に総太郎は一人だけ北極か南極のような寒い場所にいるのか身が凍えるほど震えていた。
これがドッチボール大会の洗礼なのだろうか。
観戦していただけでもお腹いっぱいなのに実際に立ってみると緊張が一気に増してきて押し潰されるそうになる。
幸助「そんなに熱くなるなってたかがドッチボールだろう。」
幸助「もっと気楽にやろうぜ‥」
張り詰める晴香[6,1]たちを宥める幸助。
晴香[6,1]「なに言ってんのよ!」
晴香[6,1]「もう私たち6年生は今回で最後なのよ!」
それに対して晴香[6,1]はドッチボールが今回で最後ということで幸助とは違いドッチボールに対しての温度差は違うようだ。
彼女は全力でドッチボールをやりたいのだ。
学校行事の一環に過ぎず今後の将来に大きな影響をもたらすことはないだろうが
本気で取り組み泣いたり笑ったりする全力少年少女は必ずいる。
何事も全力にやれるのならきっと彼らの将来は明るいはずだ。
晴香[6,1]たち1組チームは2組チームに負けてしまったが闘争心の火は消えておらずむしろ周囲を赤くするほど燃え上がっている。
やる気がない幸助たちに晴香[6,1]は物申す。
晴香[6,1]「もしかして桂里奈いないからって怖気づいているのかしら?」
幸助「そっそんな訳ねえし‥」
尊「うわ、容赦ねえな、痛いとこつかれたな」
晴香[6,1]「桂里奈の分まで頑張らないとダメなんじゃない?」
景子「私は桂里奈の分まで頑張るつもりよ!」
景子「まったく男子たちは情けないわね。」
悠太「いや!景子だって桂里奈がいてくれればって思ってただろ!」
景子「うちの男子は4人しかいないし、本来なら私じゃなくて桂里奈だったはずよ。」
本音を漏らしてしまう景子。
3組の6年生メンバーはまとまりがなくバラバラだ。
1組チームと2組チームの試合を観戦していた時は何度も桂里奈がいてくれればと呟いていた。
6年3組の男子は幸助、薫、尊、悠太の4人しかいない。
男子全員参加でも必ず女子一人は必要になる。
だから柔道をやっていて男勝りな桂里奈が女子枠の一人として相応しいのだ。
きっとチームを引っ張ってくれるリーダーになってくれていたはずだ。
桂里奈は怪我をしていて病院に療養中である。
彼女の代わりの枠として入ることになった景子は5年生の後半からテニスをやり始めており女子の中では運動ができる方である。
テニスを始めたきっかけは中学の部活動でテニスをやると決めているので経験値というアドバンテージを得たいがために始めたそうである。
しかし桂里奈がいなくては1組チームと2組チームを比べてどうも3組チームはパッとしない。
幸助、薫、悠太は運動神経もいいし尊は少年サッカーをやっている。
尊がゴールキーパーをしているのであれば3組チームの壁として機能しそうだが
生憎彼はフォワードで点取り屋である。
学校の休み時間のサッカーでゴールキーパーをたまにやるぐらいだがそれが活かせたとしても
1組チームの佐々木姉妹の防御レシーブと大吾[6,1]の鉄壁の盾(ブロック)には劣ってしまうだろう。
当然ドッジボールのルール上足を使うことはできないのでサッカーで鍛えたキック力も活かすこともできない。
飛んでくるボールに対して対応力や瞬発力はサッカーも負けていない。
しかし同じボールを扱うスポーツでもドッチボールにおいて
基本腕を使ってボールを扱うバレーボールや野球のほうが軍配が上がるかもしれない。
逆に大吾[6,1]がやっている柔道はボールを扱わないがそのフィジカルさは大きな武器になり
あの豪[6,2]の速球を止めて見せている。
個人の能力も考慮して幸助たちのポテンシャルに期待したいところではあるが弱腰で頼りない。
その面目のなさが下の学年に影響し、諦めと絶望しかでてこない。
1組チームの防御力に劣り、2組チームの攻撃力にも劣っているのは事実である。


薫「おい!みんな気張っていくぞ!」
薫「桂里奈がいないからってなんだ!」
幸助「薫!」
弱気な3組陣営に薫は喝を入れる。
薫「1組チームと2組チームはたしかに強いけど俺たちだって負けてないはずだ!」
薫「みんなで力を合わせれば勝てる!」
悠太「へへ頼もしいじゃねえか薫」
尊「まだやってみねえとわからねえもんな!よし勝つぞ!」
3組チームみんな「おー!」
薫の掛け声が3組チームの全体の士気を高め闘志に火を灯した。
友ちゃん「カッコいいね薫」
薫「へへ、桂里奈の分まで頑張らないとな」
晴香[6,1]「そうこなくちゃね!」
哲也[6,1]「おもしろくなってきたな」
大吾[6,1]「相手にとって不足はない!全力でこい3組チーム!」
3組チームの外野は悠太である。
豪[6,2](精々頑張んな薫。)
豪[6,2](つまんねえドッチボールの試合は御免だぜ)
そろそろ試合が始まろうとしている。
2組チームは体育館ステージの上で観戦だ。
3組チームの実力をお手並み拝見である。
進行を務める6年2組の担任の板倉先生は3組チームの薫にボールを渡す。
板倉先生「ボールの所有権は3組チームだ。」
板倉先生「3組チームの先行で試合開始だ。」
板倉先生「杉原、お前が3組チームのリーダーだ。」
薫「板倉先生‥」
板倉先生は薫のチームをまとめる勇姿を見てリーダーとして認めたようでボールを彼に渡したのだ。
どんなに強い敵が相手でもめげずに立ち向かい仲間を引っ張っていく薫の姿はスポーツ漫画の主人公的存在だ。
薫は桂里奈と同じようにある事件で怪我を負った。
桂里奈より怪我は酷くなかったが病院で苦楽をともにしてきた彼は彼女の意思を受け継いで大会に参加したとも言える。
3組チームはリーダーは杉原薫こそ相応しい。
板倉先生「相手チームにドンッ!と一発かましてこい!」
薫「はい!」
板倉先生「試合開始!」ピーーーーーーー!
板倉先生のホイッスルで1組チーム対3組チームのドッチボールの戦いの火蓋が幕を開ける。


幸助「いけ薫!」薫「いくぜ!」
薫は3組チームのリーダーとして仲間の期待を一身に背負い力強いボールを1組陣に投げ込む。
1組チームの鉄壁の要塞に一石を投じることができるのか。
晴香[6,1]「まあまあいいボールだったと思うわよ。」
薫「え!ウソ!?」
薫の投げた速いボールは晴香[6,1]に止められてキャッチされてしまった。
前回は2組チームとの試合で豪[6,2]の速球をバレーボールの技を活かして姉妹で防御レシーブをやったが
今回はそれをせずに薫のボールを軽々とキャッチしてしまった。
薫「あれ?さっきの試合でやったやつやらないのか?」
晴香[6,1]「え〜となんというか豪[6,2]の方が強くて速いから」
晴香[6,1]「なんか普通にキャッチできちゃった。」
晴香[6,1]「薫もなかなか速いボールだったわよ。」
薫「あーー!下手に気遣うなよ!」
薫「わかってるよ!豪[6,2]の方が強いもんな!」
豪[6,2]「アハハそれは照れるぜ!」
豪[6,2]の速球を受けたことで晴香[6,1]はそれに適応できる瞬発力と耐久力を身につけることができる。
そのおかげで薫のボールは遅く見えてしまったのだ。
薫「あ〜もうダメだ‥」
薫自身は本気の投球だったがそれを止められてしまって気力を失ってしまう。
薫の燃える闘志は一気に冷え切り赤いオーラ化から紫になりだんだん青になっていく。
圭人[6,1]「さっきの威勢はどうしたんだ?」
葵[6,1]「やっぱり薫もダメみたいね。」
ボールの所有権は1組チームになり攻め側となった。
晴香[6,1]がボールを持ったことで標的を幸助に定める。
晴香[6,1]「幸助!私は覚えているわよ!スカートをめくったことを!」
幸助「なっ!なんの話だ!?」
景子「あ!そういえばあったわね!そういうの」
苗「え?ありえないんだけど!!」
全校生徒の女子に非難を浴びる幸助。
幸助「だっだからなんの話だよ?」
晴香[6,1]「とぼけんじゃないわよ!私は覚えてるんだからね!」
晴香[6,1]「あの時はね!自慢の白だったのよ!」
幸助「んなもん知るか!」
晴香[6,1]「今日は履いてるわよ!」
幸助「見せてくれんのか!?あん?」
晴香[6,1]「んだとコラ!見せたるか?」
板倉先生「んなもんどうでもいいっつーの!」
晴香[6,1]は今、紺のジーンズを入っている。
幸助のせいでそればかり履いているせいとか。
井村校長「そうですね、兼岩君と杉原君はいたずらばかりしていろいろ学内で迷惑をかけてましたもんね」
井村校長「今はだいぶよくなりましたが。」
本人らは覚えてなくてもやられた側は皆覚えているのだ。
改めて幸助と薫はいたずらばかりしている学園の問題児であり金閣と銀閣と呼ばれていた。
今は丸くなり良い子になってきたが過去の悪事は決して消えず蒸し返されることになる。
晴香[6,1]はこの溜まってきた鬱憤を晴らしたいのだろう。
井村校長「あ!思い出しました。私の大事にしていた盆栽を壊したのは二人でしたね。」
幸助「え?そんなの覚えてんすか?」
薫「あれはたまたまボールがですね‥」
どんどん頼りなくなってる3組チームのリーダー薫。
井村校長「兼岩君と杉原君については顔面にボールが当たってもよしとします!」
井村校長「思う存分やっちゃってください!」
幸助「え~それはないっすよ~」
晴香[6,1]「校長先生のお許しをいただけたから本気で行くわよ、覚悟しなさい!」
幸助「総太郎助けてくれ〜」
薫「俺も狙われるじゃん!」
総太郎「え?え?何で僕の後ろに?」
幸助と薫は縮こまりながら総太郎を盾にするように後ろに引いていった。
板倉先生「あ~薫をリーダーとして認めた俺が馬鹿らしくなってきたな〜」
葵[6,1]「下の学年を盾にするなんて最低!」
哲也[6,1]「見損なったぞ外道め!」
落ちぶれていく金閣と銀閣。
井村校長「はあ〜まったく二人を担任をしている牛久先生も世話を焼いているでしょう。」
板倉先生「私も過去二人の担任してましたよ。」
板倉先生も幸助と薫の担任していたそうでお疲れである。
総太郎は震えながら幸助と薫の前に立って壁になっている。
かわいそうな総太郎だが勝つからには妥協していられない。
晴香[6,1]「勝つ!ただそれだけを考える!」
総太郎「うわあ!やっぱりこっちに投げてくる!」
幸助「げ!マジかよ!」
晴香[6,1]は幸助と薫を仕留めるべくまずは壁となっている総太郎に狙いを定めた。


晴香[6,1]はボールを投げて総太郎の方に飛ばして来た。
総太郎「うわあーー!」
足が震えて動けない。
試合開始早々総太郎は外野行きか。
総太郎は怖くなり目をつむってしまう。
だが彼の目の前に順子ちゃんが割り込みボールをキャッチした。
総太郎は目を開けると目の前には順子ちゃんの背中が。
幸助「お!順子!!」
総太郎たちを守ったのは順子ちゃんである。
おーーー!!っとみんな驚きの声を上げた。
豪[6,2]の速球ではないが6年生の本気のボールをまだ1年生である順子ちゃんが止めたのは流石である。
良樹「順子連れてきてよかったな。」
大気「ああ!本当だぜ!」
苗「順子ちゃんあなただけが頼りよ!」
晴香[6,1]「まさかあの子が!」
哲也[6,1]「リレーでは活躍して話題になってたがここでもやれるとはな。」
3組チームの期待の新星として順子ちゃんが君臨する。
注目は幸助と薫から順子ちゃんへと集まっていった。
順子ちゃん「たしか相手チームに向かってボールを投げればいいのね。」
幸助「そうだぜ。いいか?相手にボールを当てるよう投げるんだぞ!」
尊「お前が指図するなよ。」
今の幸助に順子ちゃんを指示する筋合いはないかもしれない。
順子ちゃん「うん!わかったわ!」
順子ちゃんは素直に幸助の指示を聞く。
順子ちゃん「いくわよ!」
順子ちゃんはボールを持っている腕を振り回す。
ここから3組チームの快進撃が始まるのだろうか。
順子ちゃん「うりゃーーーー!」
力いっぱいボールを投げた順子ちゃん。
悠太「おい!どこ投げてんだよ!」
順子ちゃん「あら?」
しかしボールは1組コート内ではなく違う方向に飛んで行ってしまう。
幸い3組外野の方に弾んだ。
ボールを急いで取りに行く悠太。
ボールは大きくバウンドし壁に当たり転がっていく。
このまま転がってしまうと1組チームのコート内に入ってしまう。
悠太「ふぅ~間に合った。」
悠太がボールを拾うのに間に合ったためまだ3組チームがボールの所有権を持っている。
悠太「ちゃんと狙いを定めて投げろよな!」
順子ちゃん「ごめん!ごめん!」
気を取り直して3組チームの攻撃。
悠太「今度は俺が投げるぜ!」
最高学年の6年生の男子のボールが飛んでくるので1組チーム陣営は身構える。
一人でも落とすべく悠太も本気のボールを投げた。
しかし哲也[6,1]にボールをキャッチされてしまった。
またしてもボールを止められた3組チーム。
悠太「えーー!なんでだよ!」
哲也[6,1]「ハハ!勝つのは俺たちだ!」
1組チームは2組チームとの対戦でドッチボール慣れしているようだ。
やはりあの試合で1組チーム全体の防御の壁は厚くなったのだろう。
生半可なボールは1組チームには通じない。
より防御力の上がった1組チームだがそれを倒した2組チームが控えている。
3組チームは過酷な戦いを強いられることになるだろう。
哲也[6,1]「さあ次は俺のボールだ!」
哲也[6,1]「受けてみろ1年!」
順子ちゃん「来る!」
哲也[6,1]の言い放った1年と言う言葉は順子ちゃん向けてであると理解する。
哲也[6,1]が投げたボールも力が込められており速くて威力もある。
再び順子ちゃんに6年生の本気のボールが襲い掛かる。
しかし順子ちゃんはバシッ!っとボールをキャッチした。
哲也[6,1]「なに!?」
順子ちゃん「効かん!」
良樹「すげえぞ順子!」
2度も6年生のボールを止めたのはあっぱれである。
順子ちゃん「それ!」
哲也[6,1]「うわあ危ねえ!」
順子ちゃんが投げたボールはしっかり1組コート内に入っていった。しかも速い。
1組チームメンバー全員、順子ゃんのボールを避けて一人も当たることはなかった。
そして外野の悠太の方にボールへ。
悠太「まだまだいくぞ!!」
順子ちゃんの見事なブロックとアタックで3組チームに活気が再びよみがえっていく。
悠太も本気のボールを投げる。
今度は1年生か2年生など下の学年を狙おうとした。
だが由紀子[4,1]が下の学年たちを庇い防御レシーブしてブロックした。
ボールは宙に浮いて晴香[6,1]がキャッチした。
薫「おいどういうことだ!」
晴香[6,1]「別にやらないとは一言も言ってないわよ。」
佐々木姉妹の防御レシーブも未だ健在である。
悠太「ちくしょうありかよ!」
晴香[6,1](さあてどうしていこうかな)
晴香[6,1](またあの子に投げてもキャッチされてしまいそうね。)
晴香[6,1]は順子ちゃんを警戒しているようだ。
6年生メンバーのボールを受け止めてさらに鋭い攻撃を仕掛けてきている。
目立ってはいるが思わぬ伏兵である。
順子ちゃん(私にまた来るのかしら?)
彼女は自分の方にまたボールが来ると思って防御の体勢をとった。
晴香[6,1]「さあ3組チーム!私のボールを受けてみなさい!」
順子ちゃん「あ!」
晴香[6,1]が投げたボールの方向は順子ちゃんではなく他の3組メンバーの方に飛ばしてきた。
良樹「うわあ飛んできた!」
同じ3組チームの良樹たちは慌ててボールを避ける。
そして外野の大吾[6,1]の方にボールが。
順子ちゃん「さあ来い!」
順子ちゃんはボールを受ける気満々である。
大吾[6,1]「フッ!」
大吾[6,1]は順子ちゃんを見るも違う方向にボールを投げた。
友ちゃん「うわあ!」良樹「友子!」苗「友子ちゃん!」
順子ちゃん「友ちゃーーーん!」
大吾[6,1]の投げたボールは友ちゃんに命中してしまう。
順子ちゃん「ちょっとどこ投げてるのよ!」悠太「お前が言うなよ‥」ツッコミを入れる悠太。
順子ちゃん「くそ!友ちゃんをよくも!」
大吾[6,1]「負けるわけにはいかないのさ」
大吾[6,1]「俺たち1組の防御を破らない限り3組に勝ち目はない!」
薫「くっ!」
早々に3組チームの1年生友ちゃんが外野へ行ってしまった。
1組チームは手強い。3組チームは1組チームの鉄壁の防御を崩すことができるのだろうか。

続く

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