第33話 順子ちゃんどこへ行った
約束の時間になっても来ない順子ちゃんが心配になり良樹の母は彼女の家に電話した。
急な用事で来られなくなったのだと思っていたが順子ちゃんは1時間前から家を出ていたことがわかり
高橋家の方に向かっていたそうだ。
だが彼女はまだ来ていない。
電話を受けたのは順子ちゃんの母の幸だが娘がまだ来ていないことを知り心配になり
保志と一緒に順子ちゃんを探すことになった。
良樹の母も順子ちゃんを探しに行った。
順子ちゃんは風で飛ばされた宿題を追いかけ良樹の家反対側の方に遠くへ走って行ってしまった。
飛ばされた宿題は全部で5枚あり、1枚は電柱に2枚目はトラックの荷台で取り戻すことができた。
残りの3枚の宿題プリントを探す順子ちゃんだが体力の限界がきておりさらに腹部の傷が開き出血してしまった。
彼女は力尽き人気の少ない路地裏で倒れてしまった。
順子ちゃんを探しに行った母の幸と弟の保志、そして良樹の母は彼女を見つけ出すことができるのか。
幸「順子ーー!どこにいるの?」
先日足に深い傷を負ってしまったが現在は歩けるほどにまで回復してきている。
しかし完全に治っておらず痛みも残っている。
長時間は歩けないだろう。
足の痛みを抱えながらでも娘のために探すのだ。
娘の名前を声に出しながら探す母と手を繋ぎ不安げに辺りを見渡し姉の行方を追う保志。
順子ちゃんとは違い保志は外をあまり出歩いていない。
そのため保志には全く知らない場所を歩いているのだ。
行った道を記憶しておらず、振り返ることもしていない。
もし幸が目を離し保志とはぐれてしまえば、保志まで迷子になってしまう。
だからと言って保志一人家に置いておくわけにはいかない。
今日は風が強く飛んでいる砂が目に入りそうになる。
二人は家の付近や住宅街を見てまわった。
近くの公園など順子ちゃんが行きそうな場所に行ってみた。
しかし彼女は見つからない。
幸「ここにもいなかったわね。」
公園を後にすると一人の女性がこちらに近づいてきた。
良樹の母「宮沢さんでしょうか?」
良樹の母だった。
幸「高橋さんでしょうか?」
良樹の母「はい、そうです。」
良樹の母「私も一緒に探します。」
幸「ありがとうございます。」
幸「ご迷惑をおかけしてすみません。」
良樹の母「いいえ大変こちらは助かっております。」
良樹の母「うちの良樹がいつもお世話になっています。」
良樹の母「良樹の宿題に前向きになれたのは順子ちゃんが来てくれたからです。」
良樹が宿題に精が出るようになったのは順子ちゃんのおかげであると感謝している。
彼女のことが心配になり良樹の母も順子ちゃんを探したいのだ。
良樹の母「順子ちゃんが行きそうな場所とかご存知ないですか?」
幸「手当たり次第探したのですが全然見つからないのです。」
幸「よく順子は図書館に行って宿題するのですがそこにもいなくて」
幸「友達の萱場さんの家にも宿題しに行くのことがあるのですが来ていないらしくて」
宿題しによく行く友ちゃんの家も図書館にもいなかったようだ。
良樹の母「偕楽園とかはどうですかね?うちの良樹とこの前行ったので。」
幸「う~んその場所に行ったのかしら…」
良樹と過去に偕楽園に行ったことがある順子ちゃん。
観光地ではあるが普段彼女が行く場所ではないはずだ。
良樹の母「商店街の方に行ったのかもしれません。」
幸「う~んわからないですね。」
幸「けどあの子食い意地だけは一丁前なんです。」
幸「食べ物には目がないんです。」
良樹の母「そうですか。お菓子をおいしそうに食べていました。」
良樹の母「商店街に行った可能性はありますね。」
食べ物には目がない順子ちゃんは商店街で売られている食品につられ立ち寄ることも考えられる。
幸「ですがお金を持っていないので行ったかどうかは」
商店街の方へ行ったとしてもお金を持っていないため寄れるところは限られている。
しかし他に彼女が行きそうな場所がない。
良樹の母「商店街なら人が多いと思うので聞けば順子ちゃんを見かけた人がいるかもしれせん。」
幸「そうですね。行ってみましょう。」
幸たちは商店街の方に行った。
良樹の母「順子ちゃんどこへ行ってしまったのでしょうね?」
幸「迷子になっちゃったのかしら。けどそんなことはないと思うけど。」
幸「道がわからなくなったら誰かに相談して教えてもらうだろうし」
幸「それで矢崎さんとも知り合いになったのです。」
矢崎会長「お、これはこれは宮沢さんと高橋さんではないですか」
言ってるそばからなんと矢崎会長と偶然会った。
矢崎会長「宮沢の息子さんかい?かわいいの~名前は?」
幸と手を繋ぐ保志に注目した。
幸「保志です。5歳になりました。」
矢崎会長「そうかい。保志君これからもよろしくじゃぞ」
保志「う…うん」
矢崎会長「ところでどうなさったんじゃ?暗そうじゃぞ」
二人の暗そうな表情に目が留まり心配する矢崎会長。
順子ちゃんが行方不明であることを矢崎会長に伝えた。
矢崎会長「なんと!!それはいかのう!」
矢崎会長「誘拐されたかもしれんぞ!」
幸「え??」
良樹の母「誘拐!そんなまさか!」
矢崎会長は順子ちゃんは誘拐されたのではないかと言った。
矢崎会長「先月物騒なことがあったからのう」
良樹の母「ありましたね…」
先日順子ちゃんの学校の生徒が暴行を受ける事件があったのだ。
その被害者が友達の友ちゃんと6年生の薫と桂里奈だった。
三人とも大事に至らず友ちゃんと薫は退院したが桂里奈はまだ完全に回復していない。
保志も誘拐犯に捕まる事件があった。
保志「多分お姉ちゃんは大丈夫だと思う。だって強いから」
矢崎会長「はは、そうじゃな。あの子は変わっているからのう」
保志は姉の順子ちゃんのことをわかっており小さいながらいくつかの試練や修羅場を乗り越えてきているのだ。
幸「先日順子はお腹を怪我していまして医者から過度な運動を控えるように言われてまして」
良樹の母「え!?そうなんですか!?」
矢崎会長「なんと!もし遠くへ行ってて痛みで動けなくなっていたら大変じゃ!」
矢崎会長「警察を呼んで探してもらった方がいいと思うぞ。」
幸「いえ…ですが…」
なぜか幸は警察を呼ぶのを躊躇っている。
ここのところよく警察にお世話っていてまたお世話になるのが申し訳なくなるのだ。
幸「迷惑かけるかなって思って…」
矢崎会長「何を言っておるのじゃ!!自分の娘じゃろうが!!」
矢崎会長は幸に𠮟責する。
幸「17時…17時になったら警察に連絡します…。まずは自分でなんとかしたいのです!」
矢崎会長「うぬ~う~ん。わかった。わしも協力しよう。」
矢崎会長「わしも順子ちゃんことは知ったつもりでいる。きっとどこかで見つかるはずじゃ。」
矢崎会長「わしの知り合いに呼び掛けて手伝ってもらうわい」
幸「本当にありがとうございます!矢崎さん!」
矢崎会長も順子ちゃん探しに協力するそうだ。
まだ会長の知り合いにも頼むそうで彼女を行方を探すのを手伝ってくれるかもしれない。
良樹は一人家のリビングで宿題を続けていた。
順子ちゃんを探しに行った良樹の母だが表情は深刻そうだった。
すぐに見つかると思っていたが母が家を出てから30分以上経っている。
良樹はそのうちに一枚でも多く国語の練習プリントを1枚でも進めた方がいいと思い彼はひたすら文字を書き続けた。
良樹はひらがなのた行のほうまで進み「し」のひらがな文字を書いていた。
彼女のことを気にして見つかるかどうかの不安が、今書いている「し」という文字が彼に「死」を連想させるまでに至った。
良樹も順子ちゃんが心配なのだ。
リビングのテーブルに順子ちゃんと一緒に宿題をしている姿が目に浮かんでくる。
時間を守る順子ちゃんが1時間以上経っても来ないので彼女の身に何かあったのか思わずにはいられなくなるのだ。
自分も順子ちゃんを探すべきではないかと思っている。
母が行ったがこのままじっとしていられない。
良樹「俺…あいつのことが…」
良樹「いやいや!これもあいつと一緒にゲームするからだ!」
順子ちゃんのことが気になる良樹、今一人だからこそ隠しきれない好きという気持ちが溢れ出しそうだが
首を横に振り頼れるゲーム友達だからこそ心配しているのだと気持ちを切り替える。
友達と好きなゲームでマルチプレイすることが良樹にとってのオアシス、そこに順子ちゃんもいる。
オアシスを目指す途中で彼女はきっと砂漠で遭難しているのかもしれない。
そんな妄想をしながら彼は家を出た。
勿論戸締りはしっかりした。
良樹「あいつが行きそうなところってどこだ?」
外に出たはいいものの順子ちゃんが行きそうな場所に見当がつかない。
時間は15時45分になる。
良樹の母が家からでて約一時間戻ってくる気配がない。
順子ちゃんの母も探しているが彼女の母だから行きそうな場所は把握していると思われる。
だがそれでも見つからない。
行きそうな場所はすべて行ったはずである。
おそらく公園や図書館、河川敷や学校付近に行っても見つからないだろう。
同じように後を追うような形で探すのは効率が悪い。
かえって宿題をしていたほうがよくなる。
良樹自身が行きそうな場所に行ってみようか考えたがそこに彼女がいるとは限らない。
闇雲に探し知らない場所に行ってそこで行く道を見失い帰れなくなったら自分も迷子になってしまう。
良樹「うーんこうなったら俺が行きそうな場所から行ってみるか」
良樹は自分が行きそうな場所に絞って行くことにした。
良樹「あいつらの家に行ってみるかな。まずは」
良樹の言うあいつらとは友達のことで真木と優である。
それを順子ちゃんが行きそうな候補として絞る。
まずは可能な範囲から探すのがベストだ。
真木の家なら実家がラーメン店で順子ちゃんもその店に何度か来てラーメンを食べている。
真木の家で順子ちゃんがラーメンを食べている可能性がある。
時間帯的にラーメンを食べるのはお腹によくなそうだが
あの北岡二郎大ラーメンを目の前でペロリと食べて見せた彼女なら並みのラーメンはおやつに等しいくらいだろう。
良樹は北岡ラーメン店に着いた。
良樹「ここにいたりしてな…あれ?」
だが現在は仕込みの時間であり店は開いていなかった。
ちょうど中から真木が出てきた。
真木「良樹どうした?もうすぐ仕込みが終わるころだが」良樹「よっよう真木」
真木「ていうかお前宿題してるんじゃないのか?」
良樹「そういうことで昨日から宿題している。」
良樹「いろいろあってな、順子が俺んちで一緒に宿題することになったが」
良樹「肝心のあいつが約束の時間になっても来ないんだ。」
良樹「もう1時間以上経ってるんだ。」
真木「マジか!家に電話したのか?」
良樹「ああ電話した。そしたら順子は家を出て俺んちに向かっていたみたいなんだよ。」
良樹「心配になって家族が順子を探しに行ったんだ。」
良樹「俺の母ちゃんもな。探しに行った。」
良樹「俺もいてもたってもいられなくてあいつを探しに行ったんだ。」
良樹「んで真木んちに行ってないかと思ってここに来たんだ。」
真木「そうか悪いが順子はここには来ていない。」
順子ちゃんは真木の家には来ていないそうだ。
真木「あいつ迷子になったのか?」
良樹「いや、あいつ俺の家どこか知っていて何度も来てるんだぜ」
真木「あ~そうだな。迷子になるわけないな。」
順子ちゃんは良樹の家の住所を知っている。
彼の家に何度も来ている彼女が今更道がわからなくなり迷子になることはあり得ない。
真木「1時間以上も過ぎてるんだろ?」
真木「それゃ家族も心配するよな。」
真木「悪いけど力になれねえな。手伝いしないといけねえから」
良樹「ああ悪いなこっちも」
真木はラーメン屋の手伝いが忙しく一緒に順子ちゃんを探すことはできないようだ。
真木「優の家に行ったらどうだ?あいつなら力になってくれると思うぞ。」
良樹「ああそうだな。行ってみるよ」
真木は良樹に優の家に行くことを提案する。
良樹も優の家に行くつもりである。
良樹は真木の家をあとにして優の家に向かった。
良樹「しょうがね~優の家に行ってみるか」
順子ちゃんのこと気にし始めた優を友達でありながらライバル心を抱く。
優の家に順子ちゃんがいたら彼はどんな思いをするだろうか。
きっとショックを受けてしまうのかもしれない。
良樹「それはねえよな…」
お金持ちで裕福な家庭で暮らす優だが性格もいいし頭もよくて真面目である。
彼女がそっちに乗り換えてもおかしくはない。
そうだったらきっと優の家に行っておいしい食べ物を食べて豪遊しているだろう。
そんな姿がまた良樹の頭に浮かんでしまう。
優の家に到着した。相変わらず立派な家だ。
玄関チャイムを押すと応答したの優本人だ。
優「良樹じゃんどうしたの?」
良樹「え?なんで俺だってわかるの?」
まだ玄関で外にいて何も言っていないのに来客者が良樹であると優はわかっている。
優「うん。うちの玄関はモニター付きだから。」
優の家の玄関はモニター付きなので映像に良樹が映っているのだ。
良樹「あ~そう。あの~順子って来ていないか?」
優「宮沢さん?いやここには来ていないよ。」
良樹「ほっ…そうか」
優の家に順子ちゃんは来ていないことに良樹はなぜか安堵した。
彼女の行方が分からないままなのにだ。
優「それでどうしたの?」
良樹「えーと…それがな…」
真木同様に順子ちゃんが良樹の家に来ない上に行方不明であることを伝えた。
優「大変だ!誘拐されたんじゃ?」
良樹「あいつが誘拐された!?」
順子ちゃんが何者かに誘拐されたのではないかと優は考えたが
良樹「いやいやあいつが誘拐されることはない!」
良樹「あいつなら絶対に返り討ちにしちゃうだろう!」
順子ちゃんが弟の保志が誘拐犯に捕まった話だがその時彼女は弟を助けるために誘拐犯のいる現場に乗り込み誘拐犯を撃退したのだ。
そういった過去があるため誘拐されるのはありえないと良樹は思っている。
優「けど宮沢さんはまだ見つかっていないんだよね?」
良樹「ああ…どこに行っちまったかわからない。」
優「よし!僕も宮沢さんを探すのを手伝うよ!」
良樹「優…」
優も順子ちゃん探しを手伝うそうだ。
持つべきものは友だ。
順子ちゃんのことで目の敵にしてしまったがそれでも優は友達なのだ。
良樹にとって優は頼もしい味方になる。
優「親御さんも探していないということは遠くへ行った可能性はあるかもね。」
誘拐されてしまったのかは定かではないため迷子という線で順子ちゃんを探すことにする。
優「車で探そう。」
優の家こと橘家の執事が車を出した。
色は黒く高級車だ。
この車に乗って執事が運転し順子ちゃんを探すのだ。
良樹と優は後部座席の方に座った。
まずは商店街の方へ車を走らせた。
良樹「あのさ…優、変な質問するけどさ」
良樹「もし順子がコクってきたらどうする?」
優「ええ??」
良樹は優にドっ直球な質問をした。
それで優は戸惑うが正直に返す。
優「まあ喜んで受けるかもしれないね。」
優「やんちゃだけどしっかりしているし弟の面倒見ているから彼女は偉いよね。」
良樹(まあそうだよな~)
優から見ても彼女は高評価である。
嫁さん候補として挙がってもおかしくない。
優「でも現実的に考えて僕にプロポーズしてくるのかな宮沢さんは?」
良樹「うわあ~鈍感だな~そこ察しろよ~」
優「いやいや僕なんかより宮沢さんは良樹と仲いいでしょ?」
良樹「あっああ…」
優「必死に探してるってことは良樹はそれだけ宮沢さんのことが好きってことでしょ?」
良樹「あああ!そういう訳じゃ…」
気持ちをより察しているのは優の方だった。
優「ふふわかってるよ。」
優「僕は周りと比べて恵まれていることは重々承知だよ。」
優「注目は集まるけど、それでも周りから敬遠されちゃうんだ。」
裕福な暮らしをしている優ではあるがそれであるが故彼なりの悩みがあるのだ。
優「良樹と真木は僕にとって数少ない大事な友達なんだ。」
優「困っている友達を放って置くわけにはいかないよ。」
優「僕も力になりたいんだ。」
良樹「優~お前ほんとにいいやつだな~」
優に惚れてしまう良樹であった。
良樹と優はこれからも友達としてよい関係を築いていくだろう。
優の執事(お坊ちゃま…)
優の執事は彼の成長ぶりに感動しちょっと涙ぐんだ。
すると車のフロントガラスに1枚の紙が飛んできて張り付いた。
ちょうど赤信号になったので執事は運転席から降りてその紙を取った。
優の執事「うむこれは!」
優の執事「お坊ちゃまこれを」
執事は優にその紙を渡した。
優「あっこれって!」良樹「宿題じゃねえか!」
執事が二人に見せた紙は彼らの夏休みの宿題プリントだったのだ。
優「どうしてこれが?」
執事「これが正面から飛んできました。」
良樹「なんで宿題プリントが?」
誰かの宿題プリントとだと思われるがこれが風で飛ばされたのだろう。
優の執事「本日は風が強いですからね。」
優「あ!そういうことか!この宿題もしかしたら宮沢さんのかもしれない」
この風で飛ばされた宿題は順子ちゃんのものだと言う優。
だがこの宿題プリントが順子ちゃんのものであるかは限らない。
良樹「そうだそうに違いねえ!これは順子のだ」
良樹も順子ちゃんの宿題だと断言する。
その宿題は計算プリントで昨日良樹がやっていたものと同じだ。
見つけた計算プリントの内容は終盤の方で四則演算の割り算である。
順子ちゃんは今日良樹の家で残った国語と算数の宿題プリントを終わらせる予定だったのだ。
優「宮沢さんは飛んで行った宿題を追いかけていたんじゃないのかな?」
順子ちゃんは飛んで行った宿題を追いかけて予定の時間に大幅に遅れたのだと優は推理する。
良樹「それしか考えらねえな!」
良樹も優の考えを認めた。
迷子説も誘拐説もしっくりこなかったが順子ちゃんが飛ばされた宿題を追いかけていたのならしっくりくる。
家の窓から風で宿題が飛ばされるというケースも考えられるが宿題を持って外出した時に宿題が風で飛ばされてしまうというケースもある。
前者よりも後者のケースの方が起こりやすいとしまさに良樹の家に向かう順子ちゃんがこれに該当する。
良樹「んで結局どこ探せばいいんだ?」
優「それはちょっとわからないね。今どこ行ってるの?」
優の執事「商店街の方を目指しております。」
優「商店街だね。まずはそこで彼女を探そう。」
とりあえず今は商店街の方で順子ちゃんを探すことにした。
飛んできた宿題が順子ちゃんだと推測する良樹たち。
しかし彼女の行方はわからないままだ。
彼らは順子ちゃんを見つけることができることができるのだろうか。
順子ちゃんどこへ行った…
続く
戻る