ジュンコチャン

第12話 決死の救出劇

消防隊員の沖野は、優馬を助けるため、彼を見失わないように追いかけているが一人の力だけでは救うことができない。
広武は沖野の指示で、救出に力を貸してもらうためキャンプ場へ行った。
キャンプ場に来た広武の話により優馬を探す家族は、川に流された男の子が優馬本人であると知る。
優馬の家族と宮沢家は、優馬救出のためキャンプ場にいる人々に声をかけ力を貸してもらう。
人員と救出に必要な道具が集まるが、最悪な事態が起きた。
大雨で想定の貯水量を超え経年の劣化と合わせ地震の揺れで
ダムが決壊し、急激に水位が上がり濁流がキャンプ場のほうにまで襲ってきてしまったのだ。
これでは、優馬救出どころか自分たちの身にも危険が及んでしまう。
救出に協力しようとした人々、宮沢家、そして優馬の家族は避難を優先するが、濁流に追いつかれ
人々は流されてしまう。
それにより順子ちゃんは家族と孤立してしまった。
果たして順子ちゃんたちは、この危機を乗り越え、優馬を救出することができるのか


順子ちゃん「お父さん!お母さん!うわああああ流される!!」
順子ちゃんは、家族と数メートル離れてしまう。
順子ちゃん「ここで死んでたまるか!お父さんお母さん保志家族全員ご飯食べるんだから!」
順子ちゃん「明日は学校よ!友ちゃんと良樹と給食食べるんだから!」
家族と友達のことを思い、死んでなんかいられないと流されないように木にしがみついた。
順子ちゃん「ハンバーグ!ステーキ!寿司!ラーメン!」
食べ物を羅列しながら気合を入れ、木に登る順子ちゃん。頭の中は食べ物でいっぱいだ。
順子ちゃん「モンブラン!!!!」
最後の力を振り絞り木のてっぺんに登った。
彼女の好物はモンブラン。ちょうど彼女が登った気は栗の木であった。
下を覗くと水の色は泥が混ざり茶色で濁っている。木々たちは濁流の波に打ち寄せしぶきが上がる。
濁流の勢いが強く、木が揺れている。折れないか心配になる。
順子ちゃん「どうしよう…私泳げないんだった~この木が折れたらおしまいね~」
順子ちゃんの心も折れそうになっている。
泳ぎはできないが泳いでいくことを考えていたようだが
この強い流れでは、まず泳ぎが得意かそうでないかに関わらず泳がない方がいい。
木が折れる懸念もある中、順子ちゃんはこのまま救助が来るまでここでじっと待つしかないのか。
悩む彼女に救いの手がやってきた。
順子ちゃん「お!あれは!」ロープが流れついてきたのだ。
しかも運がよく、順子ちゃんが登っている木に引っかかってくれた。
順子ちゃんは流されないように木のてっぺんからゆっくり降りて、ロープを拾い再び木に登る。
木から登ったり降りたりとまた体も濡れているため、体力が消耗するがなんとかロープを持ってまた木のてっぺんに登ることができた。
ロープも隣の木に十分届く長さである。
ロープを使って木と木に繋いで移動を繰り返せば陸に戻ることができると考えた順子ちゃん。
ロープは輪っかができていて、この輪っかを隣の木の幹に引っ掛けることができれば、ロープを掴みながら隣の木に移動することができる。
きっとこのロープは、優馬を救出するために用意されたものだと思われる。
しかし、うまくいくのか。一度順子ちゃんは冷静になった。
考えたことをやるにしても体力が持つのかどうか。すでに順子ちゃんは息を切らしている状態だ。
ロープを隣の木の幹に引っ掛けるための投擲力、引っ掛けた後、
隣の木へ飛び込む推進力と跳躍力、ロープから手を離さず体を支える握力が必要だ。
体力がない今の状態では、推進力と跳躍力はまずない。
投擲力はできれば今登っている木よりも低い木があれば引っ掛けやすいが、どの木も高い。
高い木にロープを引っ掛ける自信は彼女にはなかった。
順子ちゃんは、木登りで両肩の筋肉に疲労が蓄積している。
明日は筋肉痛だと思いながらも明日の自分は生きているのかが悩ましい。
順子ちゃんは、木に背中を付けて雨にうたれ薄暗い空を見上げた。
今登っている木が濁流で折れたらその時はその時だと開き直る彼女であった。


「おーい誰かいないか!?いたら返事をしてくれ!!」と大きな声で誰かを呼ぶ声が聞こえた。
辺りを見渡すと、なんと濁流の流れに乗って筏で進んでいる人たちがやってきたのだ。
順子ちゃん「おーい!私はここよ!ジュンコチャンはここよ!助けて!」彼女は自分はここにいると大声で返事した。
筏に乗っている人たちは気づき、順子ちゃんのいるが方へ舵を切った。
「順子!!!無事か!?」筏には、順子ちゃんの父である広武が乗っていた。
順子ちゃん「お父さん!助けに来てくれたんだね!」広武「当たり前だろ!俺の大事な家族なんだからよ!」
広武「さすがは俺の娘!!無事でよかった!!!」順子ちゃん「ううう!!苦しい~」
広武は娘の順子ちゃんを強く抱きしめた。強く抱きしめられているせいか順子ちゃんは苦しかった。
「宮沢さん、見つかってよかったですね!」広武「はい!本当にありがとうございます!」
再開に喜びを感じてくれた人は、鍛崎という者で、漁師をしている。
筏を作ることができ、濁流で倒れた木を使って即席で筏を作ってくれたのだ。
即席であるのにもかかわらず、濁流も荒波にも負けない耐久性を誇る立派な筏を作って見せた。
順子ちゃん「お母さんと保志は?」広武「無事だ。二人は陸に上がって避難している。」
順子ちゃん「よかった~」母と保志が無事と聞いて安堵した。
しかしまだ安心している場合ではない。何人か順子ちゃんと同じように川に流されてしまった人がいて負傷者もいるそうだ。
優馬も救出されたかわからない。恐らくまだ流されているままだろう。一刻も早く助けに行かなければならない。
やらねばならないことがいくつもあるが順子ちゃんを避難させるのが先だろう。
広武「申し訳ないですが一度陸に戻らせて欲しいです。娘を避難させたいので」
鍛崎「もちろんです。かまいません。」
広武「ありがとうございます!避難するぞ順子」
広武は娘である順子ちゃんを陸に戻し避難させようとした。
順子ちゃん「う‥ん」彼女の本心は優馬を助けたいが素直に父の言うことに渋々従った。
雨にうたれ、濁流に流され、生きるために必死に木にしがみついたため体は疲労している。
小学生低学年でこの災難に乗り越え命からがら助かっただけでも立派だ。
順子ちゃん「このロープを‥」鍛崎「ありがとう!これならきっと救助の役に立てるはずだ!」
順子ちゃんは鍛崎に持っていたロープを渡した。
広武「後はよろしくお願いします。」鍛崎「はい!お大事に!」
順子ちゃんと父の広武は陸に上がった。引き続き、鍛崎と何人かは筏で流された人々の捜索をする。
父はスマホを取り出し母に連絡した。
広武「もしもし俺だ。順子は無事だ!」幸「本当!よかった~」夫から娘は無事であると聞く妻、弟もそれを聞いて安心する。
父は娘にスマホを渡し、返事をした。
順子ちゃん「心配かけてごめんね」幸「いいのよ!!本当に無事でよかった!」声を聞きさらに放心した。
とりあえず宮沢家は大事に至らなかった。
父は娘を担ぎ、避難所に向かった。小川やすらぎ里キャンプ場の付近には避難所があり反対側にあるため、濁流による影響はない。
また駐車場も反対側にあるため車は流されていない。
避難所で休息をとり帰宅するのが賢明であると誰もが考えるであろう。
だが広武は、優馬のこと、その両親のこと、助けようと奮闘している消防隊員の沖野のことを思い
自分はこのまま避難して良いのか脳裏をよぎる。
まさかこんなことになるとは思わなかったが、家族に酷い目に合わせてしまい父は自分を責めてしまう。
広武「ごめんな順子。俺が釣りをしたいばっかりに家族をキャンプ連れて行かせて。雨は降らないって信じてたのに」
広武「雨が降ってそしてこんな災難が起きて、家族に危険な思いをさせてしまった。」
広武「帰りは、どこか食べに行こう。今夜はおいしいものいっぱい食べていいぞ!」
父は、せめてもの罪滅ぼしに家族にごちそうするそうだ。
順子ちゃん「ハンバーグ!ステーキ!寿司!ラーメン!」広武「順子!?」
順子ちゃん「モンブラン!」父がごちそうすると聞いて力が湧き元気になった。
順子ちゃん「私なら平気だよ!私も優馬君を助けたい!」広武「順子‥」
気持ちは同じであった。広武の本心も優馬を助けたいのだ。順子ちゃんの目は輝いている。
こうなった娘は止められないと父である広武は誰よりもわかっている。
広武「よし!それでこそ我が娘だ!俺も優馬君を助けたい!優馬君を助けたらご褒美!」
広武「ハンバーグでもステーキでもなんでもごちそうしてやる!」
娘と父は優馬救出に尽力するのであった。


優馬の行方だが、彼は流されまいと岩にしがみついてた。
家族のことや友達とまたサッカーをしたいと、僅か4歳ながら当然至極のような日常に有難味を感じたのだ。
この修羅場から生き延びようと必死である。
優馬「死にたくない!父ちゃん!母ちゃん!助けて!」
沖野の指示に従ったおかげで、体力の消耗を軽減できた。
優馬は残りの体力を使って大声で叫び助けを呼んだ。
沖野は見失った男の子をもう一度探そうと川に沿って全速力で走った。
「助けてーー!」沖野「この声は!」
優馬の声が沖野の耳に届いたのだ。
沖野「見つけた!おーーい!」優馬「あ!助けてー!僕はここだよ!」
沖野は、再び男の子を見つけた。
男の子は岩にしがみついている状態だ。
沖野「今助けるぞ!君名前は!」優馬「優馬!和泉優馬!」
沖野「いい名前だ!俺は消防隊員の沖野だ!俺が絶対助ける!」
優馬との距離は20メートルぐらいあると見える。
往復でも反対岸の方まで約40メートルは泳ぎ切る必要がある。
この激しい濁流の中を泳がなければならない。
流れが強く、流されるリスクをまた考えてしまったが、戸惑ってしまっては優馬を助けることができない。
沖野は覚悟を決め川に飛び込んだ。
流されそうになるが沖野は力振り絞り泳ぎ、優馬に接触することができた。
優馬「ありがとう!消防のおじいちゃん!」沖野「もう大丈夫だ!」
優馬は岩から、沖野の体にしがみついた。
後は陸に上がるだけだ、沖野は体力をかなり消耗してしまうがもうひと踏ん張りだ。
消防隊員の誇りにかけ沖野は、優馬を陸まで連れていく。
だが‥
優馬「おじいちゃん!危ない!」沖野「あ!」
濁流と一緒に流された丸太が沖野と優馬の方で勢いよく向ってきた。
優馬を庇い、沖野の背中に丸太が直撃した。
沖野「うああああああ!」優馬「おじいちゃん!」
沖野は背中を負傷し、泳げなくなってしまった。
沖野と優馬はどんどん流されていってしまう。
この先は滝である。二人は絶体絶命の大ピンチだ。
優馬「ああああどうしよう!」沖野「君だけでも助ける。」優馬「え!」
沖野は優馬を抱きしめ、滝の方に背を向けた。
沖野はこの見を挺して、優馬の身代わりになる気なのだ。
優馬「何してるの!おじいちゃん!」沖野「君には家族や友達や大事な未来がある。こんな中年のおっさんの命くれてやる。」
沖野「この先は滝だ。落っこちて真っ逆さまだ。だがら俺が下敷きになる。怖いと思うが、俺が守ってやる!」


沖野は滝に落ちた時下敷きになって優馬の命を守ろうと決死の覚悟をした。
滝まであと200メートルをきった。
滝の高さは100メートルぐらいあり落ちたら危険だ。
沖野は背中を怪我しているため、滝に落ちて叩き付けられれば重傷どころでは済まず、死ぬ可能性がある。
優馬「あああんあああん」優馬は泣き叫んでしまった。
沖野はもう泳ぐことができない。もうこれしかないと死を悟った。
「沖野さーん!!」「優馬君!!」
優馬「あ!おじいちゃん!見て!誰か助けに来たよ!」
沖野「ええええええ!」沖野が見たものは
ボートでこちらに向かってくる広武と順子ちゃんの姿である。
濁流と激しい荒波、追い風を味方にオールで二人は、腕がちぎれるくらい漕いでいる。
順子ちゃんは両腕を大きく振り回しオールを漕ぐ。
順子ちゃんと広武「うおおおおおおおおおお!」
広武「沖野さん!優馬君!乗って!」
優馬と沖野に追いつき二人をボートに乗せた。
広武「無茶しちゃいけませんよ!沖野さん!」
沖野「こっちのセリフですよ!宮沢さん!でも助けに来てくれてありがとうございます!」
優馬「もうすぐ滝だよ!落ちるううう!」
沖野と優馬をボートに乗せたのはよいが、もうすぐ滝で陸に上がるのには、間に合わない。
一時の安息すら許されないのだ。
滝に落ちる寸前である。
順子ちゃんと広武は余裕の表情だ。何か策があるのだろうか。
広武「いくぞ!ちゃんと捕まってくださいね!」
沖野と優馬「えええええええええ!」
なんとこのまま滝へ落ちる気なのだ。
ついに四人を乗せるボートは滝へ突入する。
ボードは落下する。するとボートの先尾部からパラシュートが開いた。
広武と順子ちゃんは救出に向かう先には滝があることを知り、滝に落ちたときの備えにパラシュートを
ボートに括りつけ、そのパラシュートでゆっくり降下させるという作戦だ。
現在強い追い風で、パラシュートするには適さない。
ボートが垂直になり四人は落ちそうになる。
優馬「うああああああ」
広武「みんな!しっかりつかまれ!」順子ちゃん「死んでたまるか!」沖野「ぐぬぬぬぬ!」
四人は、落ちないようにボートにしがみつく。
背中を負傷している沖野だが、痛みを必死に耐えている。
一度は捨てようと思った命だが助かるのであれば死に物狂いでボートにしがみつくのである。
生き延びるために何かにしがみつくそんな1日で、踏んだり蹴ったりである。
追い風で、パラシュートで飛行するには適さず、離陸できない可能性があるのだが、
四人の体重とボートの重さが絶妙にかみ合い緩やかに降下したのだ。
しかしパラシュートは強い雨にうたれ重さに支えきれず徐々にスピードを上げ森の方へ降下していってしまう。
広武「うおおおおおおおお!止まれ!!」
木の枝や葉で体をすりむく四人、パラシュートは木に引っ掛かりようやく止まった。
四人とも全員無事である。
優馬は軽い切切り傷で済んだ。


パラシュートとボートだが、小川やすらぎ里キャンプ場には、ボートの乗り場があって料金を支払えば乗れるのだが
広武と順子ちゃんは無断でボートを使用してしまった。
またパラシュートは、持参する必要があるが、キャンプ場の運営の人に許可を頂ければ、パラシュートで飛行することができるのだ。
これももちろん二人は無許可でパラシュートを使用した。
肝心のパラシュートは、パラシュートをする人がたまたまこのキャンプ場にいて持ち出していたのだ。
そのパラシュートが流されているのを見つけ二人はそれを拾い優馬救出のため使われたのだった。
一歩間違えたら命の危険があった。
広武と順子ちゃんの前代未聞でダイナミックな救出劇である。
この後、消防隊たちが助けに来て、漁師の鍛崎たちの働きもあり、残りの流されてしまった人々全員救出することができた。
ダムが決壊し、突然の水難事故が発生してしまったが死者は一人もでなかった。
優馬が川に流されているのを見つけた人がたまたま消防隊員であったこと
キャンプ場には漁師で筏を作れる人がいたこと
ボート乗り場がありパラシュートで飛行できる環境がありたまたまパラシュートを持参する人がいたこと
この偶然と偶然が重なり合わせそれをうまく利用できたこと
そして生きることに執着し最後まであきらめなかったことが最大の要因であろう。
一度川に流された順子ちゃんもこうして生還することができたのだ。
優馬「父ちゃん!母ちゃん!」優馬の父と母「優馬!」
優馬と家族は深く抱きしめあい感動の再開を果たした。
優馬「ありがとう!消防のおじいちゃんたち!お姉ちゃん!」
優馬は広武のことを消防隊員だと勘違いされた。
広武「俺は消防隊員じゃないよ。ごく普通のサラリーマンさ。あのおじいちゃんが消防隊さ!」
沖野は負傷しているため担架で運ばれる。
優馬とその両親そして宮沢家が沖野のもとにきて、
優馬「おじいちゃんありがとう!」優馬の父「うちの優馬を助けていただき本当にありがとうございます」
沖野「いいえ宮沢さんたちやみんなの助けがあったからです。私も彼らに救われました。」
沖野「家族にまた会えてよかったね優馬君。」優馬「うん!僕!大きくなったおじいちゃんみたいな消防隊になる。」
沖野「そうか君ならきっと俺を超えられるさ!」
優馬は沖野の勇敢さにひかれ将来は消防隊員を目指すのであった。
広武「沖野さんまた釣りしましょう!今度は負けません!」
沖野「はい!またやりましょう!」
二人はまた釣りの約束をした。
救急車は沖野を乗せ、病院に向かった。
優馬も一応精密検査を受けるため優馬とその家族も病院にいった。
優馬の母「宮沢さん!この御恩絶対に忘れません!本当にありがとうございました!」
広武「はい!お大事に!」


宮沢家はキャンプ場を後にして、車へ乗った。
家族全員疲れ切っている。
幸「あなた魚は釣れたわけ?」
釣り目的で行ったキャンプであったが、魚は連れたのか妻の幸は、夫の広武に聞くが
広武「いや今回はさすがに無理でしょ!」
確かにあの水難事故では釣りなどできるはずがない。
釣り具はすべて川に流されてしまった。
つまり収穫はゼロなのである。
全員無事でよかったと前向きに考えるべきだが、父の計らいでキャンプ場に出かけたので考えればこんな目に合わなかったのかもしれない。
今日は宮沢家にとってくたびれ損な一日であっただろう。
順子ちゃん「今日お父さんがね!ごはん奢ってくれるって!」
幸「そうね!そうしましょ!」保志「やった!ご馳走だ!」
広武「今日はいっぱい食うんだぞ!」
順子ちゃんは好きなものをいっぱい食べ、宮沢家は楽しい外食をして過ごしたのであった。
明日、広武は傘を持って仕事に出かける。
幸「あなた今日の天気は晴れよ。天気予報も言っているわよ。」
広武「いや!持っていく!天気予報はあてにならない!」
昨日の災難もあってしばらく父は、天気予報を信じなかったのである。

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