駄菓子屋じいちゃんエビス

第30話 恩返し

※この小説にはプロモーションが含まれています。

仕事中に日葵の母が貧血で倒れてしまいその知らせが学校にいる日葵にも届く。
母が入院する遊凪恵病院へ車で行くため丹下先生と日葵は
桜林小学校の職員専用駐車場に向かおうとしたところエビスじいちゃんが駆けつけてくれた。


日葵「エビスじいちゃんどうして!?」
エビスじいちゃん「理貴から電話で聞いたぞい」
理貴から電話で話を聞いて日葵のことが心配でいてもたってもいられず
桜林小学校まで自転車で息を切らして走ってきたのである。
昨日の駄菓子屋の交渉を経てエビスじいちゃんと距離が縮まりこんなにも心配してくれるのは嬉しいことではあるが
反対に迷惑をかけてしまっているのではないかと日葵はどこか申し訳なく感じているようだ。
日葵「エビスじいちゃん、迷惑かけてごめんなさい…」
エビスじいちゃん「何を言うておるんじゃい、日葵ちゃん!元気出すのじゃ!」
昨日とは違い暗い表情している日葵。
作り笑いして頑張っているが1秒でも早く母と会って無事を知り本当の笑顔がみたいところ。
エビスじいちゃん「わしもよ、駄菓子屋を助けてくれたお礼がしたいのじゃ!」
丹下先生「店長…」
日葵「エビスじいちゃん…」
エビスじいちゃんの言葉に日葵に大粒の涙が落ちる。
駄菓子屋を助けてくれた感謝の言葉と同時に助けてくれたことのお礼をしたくて日葵に励みになることをしたいのである。
きっと駄菓子屋を通じ、そしていろいろな経験をして日葵は成長していくだろう。
日葵は楓とエビスじいちゃんの駄菓子屋に最初に来店した時、あの時は母と深い関わりがある人物であることは知らなかったが
事情知って助けたくなり売れ残りのような品数が少ないお菓子を
楓と協力してなけなしのお小遣いを全部使ってお菓子を全部買ったことを思い出す。
そして昨日みんなで考え最後に日葵が仕上げをした宣伝用のチラシを提出してエビスじいちゃんが喜んでくれたことも。
それが今このような形で恩返しとして果報を受けているのだ。
しかしエビスじいちゃんが来たのはいいが何しにここへ来たのだろうか。
ただ日葵の顔を見たかっただけであれば時と場合を考えるべきかもしれない。
こちらにも当てはまることでまだ学校が放課後ではない時間帯で
なぜ丹下先生と日葵は学校の外へ出てきたのか問われるだろう。
たまたま学校ではなくその外でエビスじいちゃんと偶然会えたため都合が良くなった。
それにエビスじいちゃんも話を聞いているため二人が学校の外へ出てどこへ向かうかも知っていた。
エビスじいちゃん「もしや日葵ちゃんのお母さんの所へ?」
丹下先生「その通りです」
桜林小学校から遊凪恵病院だと距離はかなりあるので車が必要になる。
丹下先生は日葵を病院へ連れていくため自家用車が置いてある駐車場へ向かおうとしているのである。
エビスじいちゃん「先生!わしも日葵ちゃんのお母さんにところに連れていってもらえませんかね?」
丹下先生「え?」
日葵「エビスじいちゃんも?」
エビスじいちゃんも日葵の母のいる病院へ行きたいそうだがその行動力に丹下先生と日葵は驚いてしまう。
エビスじいちゃん「これはほんの差し入れじゃ!」
エビスじいちゃん「このお菓子を食べれば日葵のお母さんもきっと元気になるじゃろ!」
差し入れと言ったその小さな木のバスケットの中にはいろんなお菓子が入っていた。
どれも市販で売られているごくありふれたお菓子ではあるがすぐにこれが店内のお菓子から持ってきたお菓子だとわかった。
それだから普通のお菓子に見えてもどこか温かみや特別な何かを感じずにはいられないのだ。
しかしこれが店内から持ってきたお菓子であるなら無償で貰うわけにはいかない。
丹下先生「いやいや店長困りますよ~」
丹下先生は両手を振って遠慮する。
昨日駄菓子屋店内で日葵たちにお菓子をお金を出して買っていたから猶更である。
バスケットのお菓子の中を見ると日葵たちが選ばなかったお菓子たちだが
潜在的な顧客やその日は買わなかったが日葵たちの中の誰かが気分次第で買うかもしれない。
売上にも関わることなのでここで無料で提供してよいものだろうか。
エビスじいちゃんがここに来た当初の目的は日葵に会ってお菓子をあげて元気になってもらおうとしたのでないかと思われる。
だが校内で設けられた規則上、学校で必要のないものそれはつまりお菓子も含まれておりそれを持ち込んではいけない。
さらに関係者以外は立ち入り禁止なのである。
この前、放課後ではあったがエビスじいちゃんは宣伝活動のために石畳の階段を上がって学校内に入ろうとしていた。
あの時すれ違い学校内に入っていたら多分職員の人に言われて追い出さていたかもしれない。
もしかしたら今日、同様のケースで追い出されてしまっただろう。
しかし今は状況が変わりこのお菓子を病院に入院している日葵の母に差し入れにしたいそうなのである。
今回もすれ違わずにこうしてエビスじいちゃんと日葵は会っているので運命的な何かを感じる。
エビスじいちゃん「日葵ちゃんのお母さんはオリーブで一緒に働く仲間じゃ」
エビスじいちゃん「仲間を放っておくわけないじゃろ!」
日葵の母は現役で働いているがエビスじいちゃんの過去も店長として
一緒にAOZORAの「オリーブ」を支えてきた仲間でありより深い関係を持っている。
前から思っていたことだがエビスじいちゃんと仲良くなりたいと言っている日葵だが
みんなの助けがなくても、もうすでに二人の関係は良好であった。
丹下先生「わかりました。では一緒に日葵ちゃんのお母さんのところへ行きましょう。」
エビスじいちゃん「ありがとうございます!」
一旦お菓子のことは置いておいてエビスじいちゃんも一緒に遊凪恵病院に行って日葵の母に会いに行きたいそうなので
断る理由もなくエビスじいちゃんも車に乗せて一緒に行くことになった。




日葵を車の助手席にエビスじいちゃんを後部座席に乗せて、いざ車で遊凪恵病院へ出発する。
先生と生徒を二人だけ車に乗るというのは気まずいこともある。
もう一人いてくれれば会話も弾みそうでいい。
エビスじいちゃんの存在が日葵の心の支えになり心強い味方になってくれるだろう。
病院に向かう途中で会話をしながらさらにエビスじいちゃんのことや駄菓子屋のことなどいろいろ聞けそうだ。
先に差し入れのお菓子についてだが日葵は受け取ってくれるのだろうか。
日葵「お菓子ありがとう、エビスじいちゃん。」
日葵「だけどお母さんきっと気まずくなっちゃうかも…」
嬉しいけれども日葵の言った通りの反応を日葵の母もするだろう。
日葵「そのお菓子って駄菓子屋の?」
エビスじいちゃん「そうじゃよ」
聞いてみたらやっぱりこの差し入れのお菓子は店内のものだった。
エビスじいちゃん「遠慮しなくていいぞい!」
エビスじいちゃんがそう言うならそれでいいかもしれないが日葵も母も二人にとっては気まずくなってしまいそうだ。
日葵「お母さん、オリーブで店長していたエビスじいちゃんにたくさん助けてもらったから」
日葵「本当はこっちがエビスじいちゃんを助けたいのに」
丹下先生「日葵ちゃん…」
エビスじいちゃん「わしの記憶が正しければ日野さん、日葵のお母さんを正社員にしたと思うじゃよ」
日葵「はい、だからです。エビスじいちゃんにいつも助けてもらってばかりなんです」
丹下先生「あっそうだったんですか!?」
話を聞いてなぜ日葵はエビスじいちゃんと仲良くしたいのか、そして駄菓子屋を助けたいのか
それはこういったバックボーンがありその恩返しをしたいからである。
正社員にさせた理由はおそらく日葵の父の死がきっかけであると思われる。
家庭訪問などを通じて日野家の事情をある程度知ったがさらに深堀されるだろう。
遊凪恵病院はまだまだ先なのでいろいろ聞いてみることにする。
公務員として教師人生を歩んできた丹下先生にとって民間企業で働く人の話は貴重なものである。
丹下先生「オリーブで店長されてましたからすぐに(日葵の母を)正社員にすることができたのですか?」
エビスじいちゃん「う~とそうですね~」
店長時代のことを思い出しながら話していくエビスじいちゃん。
エビスじいちゃん「日葵ちゃんのお母さんを正社員にした時の話ですか…」
エビスじいちゃん「アルバイトでしたら店内の事務所で面接してよければ採用って感じになりますが」
エビスじいちゃん「正社員ですと本社で面接をしないといけません」
丹下先生「確かオリーブを経営している会社は大手のススメグルメフーズでしたね。」
エビスじいちゃん「そうです」
エビスじいちゃん「わしが日葵ちゃんのお母さんを本社に連れてわしも介入して面接にこぎつけたんじゃ」
スーパーマーケット「オリーブ」を経営している会社はススメグルメフーズだが
その会社の社員になるということなのでアルバイトのように実店舗で面接するのではなく本社で面接をするようだ。
そして合否をいただいて全国各地のスーパーマーケット「オリーブ」またはその他の経営する店舗で配属する運びとなる。
社員の待遇について店長を務めたエビスじいちゃんでさえその権限はないようだ。
アルバイトから正社員登用されることは珍しいことではないが
日葵の母も例外なく、その道のりは決して容易ではなかったと思われる。
今こうして日葵の母がAOZORAの「オリーブ」で活躍しているのだから喜ばしいことである。
アルバイトの経験や仕事ぶりが評価されていたはずだし、
当時店長だったエビスじいちゃんの温情のある措置があったからこそだと思われる。
そういった経緯から日野家こと日葵と日葵の母はエビスじいちゃんに頭が上がらないのも納得だ。
星川健司というエビスじいちゃんの本名の由来から常連から健ちゃんと呼ばれ店内で慕われきた人物であり
丹下先生もAOZORAの「オリーブ」でよく買い物をしているので店長時代のエビスじいちゃんの姿を見てきて知っているが
より彼の人柄を知ることができた。
エビスじいちゃん「まあ店長としてやるべきことをやったまでじゃ」
エビスじいちゃん「後は日葵ちゃんのお母さんの…日野さん次第じゃ」
エビスじいちゃん「結局はオリーブで会社を支えなければいけんからのう」
エビスじいちゃん「わしの分まで一生懸命働いてくれればそれが恩返しになるんじゃから!」
丹下先生「はい、そうですね」
当然のことをしたまでだとエビスじいちゃんは言っているが彼のおかげで日野家の今がある。
だがそれを叶えてくれたのは「オリーブ」を経営する株式会社ススメグルメフーズであり
AOZORAの「オリーブ」で働かせてもらっているのである。
エビスじいちゃんが言うように彼の分まで働き会社を支えることこそが恩返しであるということが理にかなっている。
店長時代のエビスじいちゃんのことを知れたと同時に娘を一人で支える日葵の母により一掃応援したくなった丹下先生である。
エビスじいちゃん「じゃが日野さん、アルバイトから正社員になれたのはいいんじゃが」
エビスじいちゃん「アルバイトよりも仕事でやるべきことが増えて最初は大変だったそうじゃ」
エビスじいちゃん「アルバイトから調理補助のほうやっていたからそちらを正社員になっても任せることにしたんじゃが」
エビスじいちゃん「厨房は火を使うから年がら年中熱いんじゃ」
エビスじいちゃん「過労による貧血だと聞いておる…わしが日野さんを正社員にさせたのは正しかったのじゃろうか…」
丹下先生「はい、店長の選択は正しいと思います。」
日葵「エビスじいちゃんのやっていることは正しいよ!」
正社員ともなれば業務量が増やしてしまうのは当然。
惣菜部門では厨房の熱い環境で業務を強いられているしまっている。
併せて業務量が増えてしまったことでそれが過労による貧血のトリガーとなってしまったと思い
エビスじいちゃんは日葵の母をアルバイトから正社員にさせたことに対し責任を感じているようである。
しかし日葵と丹下先生はエビスじいちゃんの選択は間違っていないと言ってくれた。
育児と仕事を両立することの難しさはエビスじいちゃんも痛感している。
育児をするにもお金は必要になりそのために仕事をしなければならない。
エビスじいちゃんではない誰かが店長でそのような同じ場面に出くわした時、他の選択肢はあったのだろうか。
あの状況下にいる人であれば誰でも日葵の母を正社員にするという選択しか思い浮かばないはずだ。
日葵「お母さんの負担を減らすために手伝いするようになりました。あの…だから私もっと頑張ります!」
エビスじいちゃん「日葵ちゃん…」
生活の大変さを知ったから日葵も立ち上がり母と一緒に頑張ろうとしている。
丹下先生「今こうして日葵ちゃんが学校に行けて頑張っていられるのは店長のおかげだと思うです」
逆に励まされるエビスじいちゃんであるが、エビスじいちゃんの働きかけがあったからこそ日野家の今があるのだ。
育児と仕事の両立が大変でも生活費や日葵の教育費など生活を土台を導いたのは他でもないエビスじいちゃんなのだから。
当時「オリーブ」で店長を務めてきたエビスじいちゃんがその立場を使うなり
自分のできることを全てやってきたのだから悔いは残らないはずだ。
これからのことは日野家次第である。
そして現役で「オリーブ」で働いている現店長の玉井や息子の理貴や本多に任せた方がいいだろう。
なぜなら実際に玉井や理貴たちが日葵の母を助けたのだから。
エビスじいちゃん「うむ玉井もいるし息子の理貴もなんとかしてくれているようじゃし」
エビスじいちゃん「わしは心配しないほうがいいかもしれんのう」
丹下先生「あっはい!ドンっと胸を張っていいと思いますよ!」
すぐに開き直ったエビスじいちゃんに丹下先生は呆気にとられた。
日葵の母も意識があって無事であることは知られているので過度に心配しなくてもよいはずだ。


日葵の母の話は一旦区切りがついたので次は駄菓子屋のことについて話した。
昨日の意見交換の続きにもなりようやく本題に入れたような気もしなくはない。
丹下先生「ところで店長、テーブルの件はどうなりましたか?」
何だか宿題をちゃんとしているのかのような尋ね方である。
お茶会食事用兼子どもたちの勉強用のテーブルを提案したのは丹下先生だから、その後どうなったのか率直に聞きたいのである。
エビスじいちゃん「はい、テーブル1台とさらに」
エビスじいちゃん「これから寒くなりますので大きめのこたつも1台購入しました。」
丹下先生「こたつもですか!?」
丹下先生「まさかこんなにも早くご決断されるとは…」
エビスじいちゃん「今月中までには言われたこと全てクリアできます。」
こたつを設置すると聞いて丹下先生の予想の上をいった。
まだ昨日のことだから進捗は検討中の段階であると思っていてそこでいろいろ意見を出そうと丹下先生は考えていた。
もうすでにテーブルの購入しておりさらに子どもたちのために寒さ対策としてこたつを設置も考えている。
迅速でさらにプラスアルファに対応してくるところにプロ意識を感じた。
エビスじいちゃん「理貴がスマホで注文しまして」
エビスじいちゃん「わしと理貴でお金を出し合ってショーケースも合わせて10万円以上しましたね」
エビスじいちゃん「開業を考えているんですがいろいろお金がかかるものでして」
エビスじいちゃん「どうしてもお金のことを考えると後回してしまうんです。」
エビスじいちゃん「丹下先生がいろいろ指摘してくれたおかげで前進することができました。」
丹下先生「あっはい!良かったですね!」
駄菓子屋を2回来店していろいろなことをしれた丹下先生、以前から翔吉たちを始め子どもたちの指摘を受け
発展してきたであろうが個人で経営しているが故にお金の工面で相当苦労してきたのがわかる。
新規事業の会社設備など初期費用のことをイニシャルコストと呼び
開業を見通しているということのなのでイニシャルコストを抑えつつ
いかにエビスじいちゃんが理想としている駄菓子屋にしていくかを理貴と一緒に試行錯誤しているのだ。
駄菓子屋だからお菓子を買い集めるだけでなく品質を保つための設備を整わなければいけない。
さらにはランニングコストとという維持費も今後はバカにできない。
エビスじいちゃんが納得のいく駄菓子屋を築くまでの過程を加味していつ開業するかもあるかじめ決めていたはずだ。
理貴が「オリーブ」で働いているため必要なイニシャルコストを考慮しタイミング見計らって投資していくのだろう。
店内を覗いてみて足りないところを指摘したまでだが
その丹下先生が指摘がマイペースな駄菓子屋事業を急かすように後押し、そして10万円以上の金額を動かしたのである。
妻の思いを背負い始めた駄菓子屋であるが少子化問題に直面している現在、
成功するよりも失敗することのほうが大きいと思われそれによる葛藤でなかなか本腰を入れずらかったはずだ。
学校の生徒と通じてお金を惜しまず本格的に事業を始める決心したのならば
校外学習として一貫で活動してきた甲斐があったと言える。
学校教員の立場で丹下先生は協力すると言ったためそれはまさに学校側も支援するということである。
だがらその支援を受けたからエビスじいちゃんと理貴は自信に繋がったのである。
同じようなことを昨日、話したと思うが丹下先生はエビスじいちゃんの駄菓子屋を応援したい気持ちが強まる。
丹下先生「宣伝用のチラシの件なんですが学校の掲示板に掲載してもよいですか?」
エビスじいちゃん「え?いいんですか?よろしくお願いします!」
エビスじいちゃん「実はチラシをコピーするのにカラーでないといけないので」
エビスじいちゃん「理貴が1枚50円するっていっててのう~困っていたところなんです」
丹下先生「なるほどでしたら掲示板に掲載させていただきます。これならコストを抑えられるでしょう」
できることはないか考えた丹下先生はまず宣伝活動のことを思い出し
日葵たちと完成した宣伝用のチラシを学校の掲示板に掲載を提案した。
日葵たちが仕上げた駄菓子屋エビスの宣伝用チラシは色がついているため、
配布用に印刷するにはカラーコピーになってしまうため印刷代が高くなる。
テーブルやショーケースの設備費用がかさんでいる上で宣伝用チラシの印刷代に悩んでいたところだったのだ。
それを学校の掲示板に掲載するといった丹下先生の提案は的確である。
これらなら印刷代を安く抑えれそうだ。
エビスじいちゃん「何枚かコピーしたので元本の方はお返しします。」
丹下先生「もう何枚かコピーしているのですね。でしたら元本は大切にとっておいてください」
日葵「うん、本物のはエビスじいちゃんが持ってて」
エビスじいちゃん「はいよ、ありがとのう」
手書きの温かみのあるものはエビスじいちゃんが大切に保管した方が良いだろう。
会話を通じてより絆が深まったエビスじいちゃんと日葵そして丹下先生である。




丹下先生「見えてきました。あれが遊凪恵病院です。」
もうすぐ遊凪恵病院に到着である。
エビスじいちゃんはお菓子が入ったバスケットを抱きかかえる。
差し入れのお菓子に日葵の母は喜んでくれるのだろうか。
ついに日葵の母こと日野とかつて「オリーブ」の店長エビスじいちゃんの再開の時が訪れる。
続く

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